緊急事態宣言の期間中につき、
プログラムを変更します。
カレンダー形式は、いったん休止とし、
緊急事態宣言の解除後に、
また再開の予定です。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
タイトル名や、会場名の
青文字をクリックして下さい。
公式ホームページ等へ移動します。
フランスの女性監督レティシア・カートンが、ろう者である友人ヴァンサンの死をきっかけに彼の遺志を継ぎ、ろうコミュニティを10年にわたり記録したドキュメンタリー。
美しく豊かな手話と優しく力強いろう文化を見つめながら、ろう者たちの内面にも迫ってゆく。
音楽は、フランス人シンガーのカミーユ。本作中の音楽には楽器は用いられず、ハミングやスキャット、身体を叩く音などによってサウンドトラックが構成されている。
2017年4月、『東京ろう映画祭』にて『新・音のない世界で』のタイトルで上映。
レティシア・カートン監督の友人であるヴァンサンが突然に命を絶った。彼は一緒にこの映画を作るはずだった。あれから10年間、監督は「ろう者の存在を知らせたい」という彼の遺志を継ぎ、本作を完成させる。
フランスのろうコミュニティ。美しく豊かな手話と、優しく力強いろう文化。それはヴァンサンが教えてくれたもう一つの世界だった。
共に手話を生き、喜びや痛みをわかちあう中、レティシア監督はろう者たちの内面に、社会から抑圧され続けてきた怒り、家族への愛や葛藤、ろう教育の現実などヴァンサンが抱えていたものと同様、複雑な感情が閉じ込められていることを見出していく……。
(Movie Walkerから)
89歳のピアノ教師、シーモア・バーンスタインが教える、深い愛とこころざし。
アーティストとして、一人の人間として行き詰まりを感じていたイーサン・ホークは、ある夕食会で当時84歳のピアノ教師、シーモア・バーンスタインと出会う。たちまち安心感に包まれ、シーモアと彼のピアノに魅了されたイーサンは、彼のドキュメンタリー映画を撮ろうと決める。
シーモアは、50歳でコンサート・ピアニストとしての活動に終止符を打ち、以後の人生を「教える」ことに捧げてきた。ピアニストとしての成功、朝鮮戦争従軍中のつらい記憶、そして、演奏会にまつわる不安や恐怖の思い出。決して平坦ではなかった人生を、シーモアは美しいピアノの調べとともに語る。
彼のあたたかく繊細な言葉は、すべてを包み込むように、私たちの心を豊かな場所へと導いてくれる。
(2014年/アメリカ/81分)
監督:イーサン・ホーク
出演者:シーモア・バーンスタイン、イーサン・ホーク、マイケル・キンメルマン、アンドリュー・ハーヴェイ、ジョセフ・スミス、キンボール・ギャラハー、市川純子ほか
白黒テレビに映し出される討論番組でフェルトの帽子を被った一人の芸術家が苛立ち、叫ぶ。「今は民主主義がない、だから俺は挑発する!」
彼の名前はヨーゼフ・ボイス。初期フルクサスにも参加し、“脂”や“フェルト”を使った彫刻やパフォーマンス、観客との対話を作品とするボイスの創造(アート)は美術館を飛び出し、誰もが社会の形成のプロセスに加わるべきだと私たちに訴える。
既存の芸術が持つ概念を拡張するその思想は、世界中に大きな議論とセンセーションを巻き起こし、「社会を彫刻する」という、貨幣経済や権力に管理された社会を創造性によってつくり直そうという試みは、バンクシーを始めとする現在のアーティストにも脈々と受け継がれている。
本作は膨大な数の資料映像と、新たに撮影された関係者へのインタビュー映像で創られた、ボイスの芸術と知られざる”傷”を見つめるドキュメンタリー映画である。
ボイスの肉声やパフォーマンス映像は、30年以上前のものであるにもかかわらず、生々しく、力強い。今、ボイスの言葉たちが、時を超え、再び私たちを挑発する。
(2017年/ドイツ/107分/ドイツ語、英語/16:9/原題:Beuys)
監督・脚本:アンドレス・ファイエル
著作で数々の賞をうけた歴史社会学者の小熊英二、初の映像監督作品。
2012年夏、東京。約20万の人びとが、首相官邸前を埋めた。
NYの「ウォール街占拠」の翌年、香港の「雨傘革命」の2年前のことだった。しかしこの運動は、その全貌が報道されることも、世界に知られることもなかった。
人びとが集まったのは、福島第一原発事故後の、原発政策に抗議するためだった。事故前はまったく別々の立場にいた8人が、危機と変転を経て、やがて首相官邸前という一つの場につどう。彼らに唯一共通していた言葉は、「脱原発」と「民主主義の危機」。
はたして、民主主義の再建は可能なのか。現代日本に実在した、希望の瞬間の歴史を記録。
(2015年/日本/104分/日本語、英語字幕付き)
企画・製作・監督・英語字幕:小熊英二
出演:菅直人、亀屋幸子、ヤシンタ・ヒン、吉田理佐、服部至道、ミサオ・レッドウルフ、木下茅、小田マサノリ ほか
『すべての政府は嘘をつく』アップリンクのオンライン映画館から上映中
ポスト・トゥルース時代に“真実”を追求するフリー・ジャーナリストたちの闘い。
公益よりも私益に走り、権力の欺瞞を追及しない大手メディア。それに抗い、鋭い調査報道で真実を伝えるフリー・ジャーナリストたちが今、世界を変えようとしている。
彼らに多大な影響を与えたのが、1940~80年代に活躍した米国人ジャーナリストのI.F.ストーンだった。I.F.ストーンは「すべての政府は嘘をつく」という信念のもと、組織に属さず、地道な調査によってベトナム戦争をめぐる嘘などを次々と暴いていった。
本作はそんな彼の報道姿勢を受け継いだ、現代の独立系ジャーナリストたちの闘いを追ったドキュメンタリー。
(2016年 / カナダ / 92分)日本語吹き替え+一部日本語字幕
「メディアは地球上に平和をもたらす最強の武器になりえる。それなのに、現在は戦争の武器として使われている。すべての政府は嘘をつく。特に戦争の最中には」──I.F.ストーン
「ジャーナリズムの本質は、真実を書き、弱者を守り、正義のために闘い、憎しみや恐怖心に癒しの視点をもたらすこと。いつの日か、多様性ゆえに殺し合うのではなく、その多様性を享受できる世界が実現することを願って」──I.F.ストーン
▼ポスト・トゥルース[post-truth]:
客観的事実よりも、個人の感情や信念への訴求の方が、世論形成に大きく影響する状況を表す形容詞。
製作総指揮:オリバー・ストーン
監督:フレッド・ピーボディ
出演:ノーム・チョムスキー(マサチューセッツ工科大学名誉教授)、マイケル・ムーア(映画監督)、エイミー・グッドマン(報道番組『デモクラシー・ナウ!』創設者)、カール・バーンスタイン(元『ワシントン・ポスト』記者)、グレン・グリーンウォルド(元『ザ・ガーディアン』記者/ニュースサイト『ジ・インターセプト』創立者)、ほか
2016年トロント国際映画祭正式招待
2016年アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭正式招待
『演劇1』+『演劇2』アップリンクのオンライン映画館から上映中
出演:平田オリザ、青年団・こまばアゴラ劇場の人々
監督・製作・撮影・編集:想田和弘
芸術とは何か?
日本の演劇界を永久に変えた、平田芸術の理論と実践。
その神髄にカメラが迫る!
日本を代表する劇作家で演出家の平田オリザと、彼が主宰する劇団・青年団。『演劇1』は、その創作現場にカメラを向け「平田オリザの世界」を徹底解剖する。
台詞や動きがあまりに複雑かつ自然な平田作品を、即興の産物であると勘違いする観客もいる。しかし、台詞はすべて平田によって戯曲に書き込まれ、俳優の動きや仕草は細心の注意を払って練り上げられたものである。したがって、稽古場は修羅場と化す。現実世界を原寸大で再現した、精密モデルのような超リアルな舞台の裏では、極めて不自然で徹底的な操作が行われているのだ。
「“本当の自分”などない。人間とは“演じる生き物”であり、あるのはペルソナだけだ」と平田は喝破する。想田和弘監督は、戯曲の執筆、稽古、照明、美術、劇団運営の実際など、あらゆる活動に密着し、その哲学や方法論、組織論を描き出す。同時に、人類誕生以来、太古の昔から続いてきた「演劇」という営みに挑むのだ。
演劇は21世紀を生き残れるのか?
演劇とお金、政治、教育、ロボット、国際化。
そこから垣間見える現代社会!
演劇とは、コストも時間もかかる超アナログな芸術である。逃れがたく経済が付き纏う。青年団の事務所には『三文オペラ』の文句が掛けられている。「まず食うこと それから道徳」。しかし、不況と財政難で公的な芸術関連予算は縮小傾向に。
この逆境に対する平田の戦略は、シンプルかつ遠大なものだった。「演劇が社会にとって必要不可欠である事」を世間に納得してもらおうというのだ。
平田は文字通り東奔西走する。教育現場や地方の演劇祭、果てはメンタルヘルスケア大会まで、その知識とノウハウを伝えていく。政治家への働きかけも積極的だ。他方で、海外進出やキラーコンテンツとしての「ロボット演劇」など、助成金に頼らない劇団経営を模索する。
『演劇1』が「平田オリザの世界」ならば、『演劇2』は「平田オリザと世界」を見つめる。それは、演劇という芸術を通して、高度に資本主義化された現代社会を問い直す試みでもある。
『甲野善紀身体操作術』アップリンクのオンライン映画館から上映中
古武術を応用した独自の身体技法を研究する甲野善紀を追ったドキュメンタリー。
彼の追及する身体操作術は、日常の動きを始めスポーツ、演劇、介護医療などさまざまな分野に応用されている。
本人をはじめ、著書の編集者や介護士など関係者へのインタビューを通して、“甲野流身体操作術”を探っていく。監督は『ピンクリボン』の藤井謙二郎。
甲野が実践して見せる技の数々に、人間が本来持っている身体の可能性を再認識させられる。
(2006年 / 90分 / 日本)
監督:藤井謙二郎
キャスト:甲野善紀、名越康文、植松直哉
トールサイズのコーヒー1杯330円。 コーヒー農家が手にする金額、約3円。
あなたが飲む1杯のコーヒーから世界のしくみが見えてくる。
コーヒー原産国エチオピアで、貧困に苦しむ農家を救おうと公正な取引を求めて奔走する一人の男の活動を追うドキュメンタリー。
全世界で1日当たりの消費量が約20億杯、石油に次ぐ巨大な国際的貿易商品のコーヒー産業の知られざる実態を、生産者から企業、消費者までの道のりを取材して徹底的に暴いていく。
高品質で取り引きされながら貧困にあえぐ生産者たちが後を絶たない、貿易の不公正なシステムが招くパラドックスにがく然とする。
(2008年 / イギリス・アメリカ / 78分)
監督: マーク・フランシス, ニック・フランシス
出演: タデッセ・メスケラ、他
『365日のシンプルライフ』アップリンクのオンライン映画館から上映中
フィンランドからやってきた
「人生で大切なもの」を見つけ出す365 日のモノがたり
フィンランド人の若者が、失恋をきっかけに、自分の持ちモノすべてをリセットして行なった365日の“ 実験”生活。監督・脚本・主演を務めたペトリ・ルーッカイネンの実体験から生まれた「とにかくやってみよう!」のアイディアが、映画という形になった。
登場する家族や友人は全てホンモノ、ペトリを中心とするリアルな人間関係と日常生活に起こるドラマが、北欧ジャズシーンをリードするティモ・ラッシーのサックスに乗って、軽快に綴られていく。
2013年のフィンランド公開時には、多数の“実験”フォロワーが生まれ、若者の間で一大ムーブメントとなった。
<ストーリー>
26歳のペトリは、彼女にフラれたことをきっかけに、モノで溢れた自分の部屋には幸せがないと感じ、自分の持ちモノ全てをリセットする”実験”を決意する。ルールは4つ。
①自分の持ちモノを全て倉庫に預ける
②1日に1個だけ倉庫から持って来る
③1年間、続ける
④1年間、何も買わない
様々な人々との関わりの中で、「自分を幸せにする、人生で大切なものは何か?」の答えを、ペトリは見出していく。
(2013年 / フィンランド / 80分)
監督・脚本:ペトリ・ルーッカイネン
製作:アンッシ・ペルッタラ
音楽:ティモ・ラッシー
出演:ペトリ・ルーッカイネン
ソウルの帝王”ジェームス・ブラウン、B.B.キングなど超豪華アーティストがザイールの地に一挙集結したブラックミュージックの祭典ザイール’74。
伝説の音楽祭を収めた貴重なドキュメント映像!
1974 年、ザイール(現・コンゴ民主共和国)、エンターテイメント史上もっとも記憶に残る瞬間といわれた世界ヘビー級王者決定戦、モハメド・アリ対ジョージ・フォアマンとの一戦“キンシャサの奇跡”に先がけ、世界最大のブラックミュージックの祭典が行われた。
これ以上は望めないアーティストがザイールに集結した。〝ソウルの帝王〟ジェームス・ブラウン、〝ブルースの神様〟B.B.キング、〝サルサの女王〟セリア・クルースとファニア・オールスターズ、〝南アフリカの闘士〟ミリアム・マケバ、〝フュージョン界のスーパーグループ〟ザ・クルセイダーズ…
34 年もの間お蔵入りしていたという膨大な記録映像から、モハメド・アリの冴える演説(ラップ)はもちろんのこと、世界最強の音楽フェスティバルのステージと舞台裏を捉えた、ソウルパワーみなぎる迫真のドキュメンタリー!
(2008年 / アメリカ / 93分)
監督:ジェフリー・レヴィ=ヒント
プロデューサー:デヴィッド・ソネンバーグ、レオン・ギャスト
出演:ジェームス・ブラウン、ビル・ウィザース、B.B.キング、ザ・スピナーズ、セリア・クルース&ザ・ファニア・オール・スターズ、モハメド・アリ、ドン・キング、スチュワート・レヴァィン 他
それでもペットボトルの水を飲みますか?
地球温暖化より深刻な水危機を描く衝撃のドキュメンタリー
環境破壊や都市化、人口増加などにより地球規模で水不足が深刻化し、21世紀は水戦争の時代になると言われている。
石油よりも貴重な天然資源となった水を巨大なビジネスチャンスとみなし、独占しようとするグローバル企業から、水をめぐる国家間の争い、海水淡水化による環境汚染など、世界の水資源問題を多角的に検証していく。
人間が生きていく上で必要不可欠な“水”。市民が清涼飲料水メーカーを訴えたアメリカでの裁判や、水道が民営化されたボリビアでの抗議運動など、世界規模で繰り広げられている水を巡る問題の重要性を明らかにする。
(2008年 / アメリカ / 90分)
監督:サム・ボッゾ
ナレーション:マルコム・マクダウェル
出演: モード・バーロウ, トニー・クラーク, ヴァンダナ・シヴァ, ミハル・クラフチーク, ウェノナ・ホータ
「どうやってなおすかわからないものを、壊し続けるのはもうやめてください」
1992年、リオデジャネイロで開催された地球サミットで、12歳の少女、セヴァン・スズキは大人たちに環境破壊を止めるよう訴えかけた。
時が経ち、もうすぐ母親となるセヴァンは「大切なのは生活の質と健康、そして子供。だから私は自己中心的に、自分たちをどう救うかを考えていきたい」と、未来の子どもたちのために発言を続けている。
セヴァンが今、世界に伝えたいこと、そして彼女の声に呼応するかのように、日本とフランスで傷ついた地球と向き合い続ける人々の姿を追ったドキュメンタリー。
(2010年 / フランス / 120分)
監督:ジャン=ポール・ジョー(『未来の食卓』)
プロデューサー:ベアトリス・カミュラ・ジョー
出演:セヴァン・スズキ、ハイダグワイの人びと、古野隆雄、福井県池田町の人びと、バルジャック村の人びと、ポワトゥーシャラントの人びと、コルシカ島の人びと、オンディーヌ・エリオット、ニコラ・ウロ、ピエール・ラビ、他
二人が出会わなければ、あの“イームズ・チェア”は生まれなかった。20世紀のアメリカをデザインした伝説の夫婦のドキュメンタリー。
画家を目指すレイ・カイザーと、当時既婚者だった建築家チャールズ・イームズ。二人は出会い、恋に落ち、やがてお互いの才能を認め”イームズ・オフィス”を立ち上げた。
第二次世界大戦、アメリカの急速な近代化、冷戦、と時代に翻弄されながらも、それを逆手に取り、あの有名なイームズ・チェアをはじめとした家具、おもちゃ、建築、映画と多岐にわたる作品を生み出していく。
シンプルで洗練されたフォルムの中にも、遊び心と”おもてなし”の思いが軸にある、今なお世界中で愛され続けている“イームズ・デザイン”の誕生秘話と、夫婦の愛のものがたり。
(アメリカ / 2011年 / 85分)
監督:ジェイソン・コーン、ビル・ジャージー
出演:ルシア・イームズ、イームズ・デミトリオス、ポール・シュレイダー、リチャード・ソウル・ワーマン、ケビン・ローチ
ナレーション:ジェームズ・フランコ
わたしたちの食べものの未来をコントロールしているのは一体誰なのだろう?
遺伝子組み換え食品(GMO)をめぐる、オー・マイ・ゴッド(Oh! My God)なロード・ムービー登場!!。
子育てパパが、こどもたちの「食の安全」を守るため、世界各国で“遺伝子組み換え”についてインタビュー!!
3人の子どもを持ったことで“食”について考えるようになった一人の父親であり、映画監督であるジェレミー・セイファートは、種が大好きな長男の影響もあって「遺伝子組み換え生物=GMO」に興味を持つ。
そもそも、アメリカでは表示義務すらないため、GM食品の存在自体がほぼ知られていないのが現状だ。ジェレミーは疑問に思い、家族と共に遺伝子組み換え食品の謎を解く旅にでる。
遺伝子組み換え市場シェア90%のモンサント本社や、ノルウェーにある種を保管する“種子銀行”の巨大な冷凍貯蔵庫、GM食品の長期給餌の実験を行ったフランスのセラリーニ教授など、世界各国への取材を重ねるうちに、徐々に明るみになっていく食産業の実態にジェレミーは言葉を失う。
本作は、遺伝子組み換え食品の真実を追うドキュメンタリーでありながら、『どんな食べものを、家族で選択していくのか』という答えをみつけるまでの、家族の成長物語だ。
GMOをめぐる、オー・マイ・ゴッド(Oh! My God)なロード・ムービー。この旅の最後に、ジェレミーの家族は何を選択していくのだろうか。
(2013年 / アメリカ、ハイチ、ノルウェー / 85分)
監督:ジェレミー・セイファート
出演:セイファート監督のファミリー、ジル=エリック・セラリー二、ヴァンダナ・シヴァ
農業大国フランスで150万人が観た、「食」、ひいては「いのち」をめぐる グローバル企業の実態を描いたドキュメンタリー。
世界の胃袋を握ることーそれがモンサントのビジネス戦略。
アメリカに本社を構えるアグロバイオ企業「モンサント社」、世界の遺伝子組み換え作物市場の90%を誇るグローバル企業の、クリーンなイメージに隠された裏の姿をカメラは追う。
遺伝子組み換え作物から、過去に発売された枯葉剤、農薬、PCB、牛成長ホルモン。1世紀にわたるモンサント社のヴェールに包まれた歴史を、貴重な証言や機密文書によって検証していく。
自然界の遺伝的多様性や食の安全、環境への影響、農業に携わる人々の暮らしを意に介さないモンサント社のビジネス。
本作は、生物の根幹である「タネ」を支配し利益ばかりを追求する現在の「食」の経済構造に強い疑問を投げかける。
「世界の食料支配、それはどんな爆弾より脅威である・・・」と作中で語られる、世界の食物市場を独占しようとするモンサントの本当の狙いとは?。
(2008年 / フランス、カナダ、ドイツ / 109分)
監督:マリー=モニク・ロバン
出演:ヴァンダナ・シヴァ、ほか
▼▼毎日10万食分の豆カレーをまかなう「聖なるキッチン」の舞台裏▼▼
聖地インドで500年以上受け継がれる無料食堂。そこでは、人種も階級も宗教も関係なく誰もが公平にお腹を満たすことできる。大きな団らんを体験する極上のショートトリップ・ドキュメンタリー!。
インドのシク教総本山にあたるハリマディル・サーヒブ<黄金寺院>では、巡礼者や旅行者のために毎日10万食が無料で提供されている。そこは宗教も人種も階級も職業も関係なく、みなが公平にお腹を満たすことができる「聖なる場所」だ。
想像すらつかない沢山の食事は、毎日どのように用意されているのだろか?スクリーンに映し出されるのは、驚くべきキッチンの舞台裏と、それに関わる人々の一切無駄なのい神々し手さばき。もちろん、近代的な調理器具は使わず、全てが手仕事で行われている。
監督は、自らも移動式キッチンのシェフとして腕をふるうベルギーのフィリップ・ウィチュスとヴァレリー・ベルト夫妻。黄金寺院で何世紀にも渡って続く「聖なるキッチン」のコンセプトに感銘を受け映画の制作を決意。
訪れた人が差別や偏見を気にせず、同じ鍋のごはんをいただく“大きな団らん”と、それを支える人々の無償の労働。
その姿はファストフードやコンビニ弁当による「ひとりご飯」が当たり前となってしまった私たちに、「食」という人の営みの原点を思い出させてくれる。
(2011年 / ベルギー / 65分)
監督:フィリップ・ウチュス、ヴァレリー ・ベルトー
<ラインナップ>
1. 『リアリティのダンス』 2:12:57
2. 『エンドレス・ポエトリー』 2:08:19
3. 『ホドロフスキーのDUNE』 1:30:23
4. 『ふたりの人魚』 1:22:53
5. 『スプリング・フィーバー』 1:51:45
6. 『パリ、ただよう花』 1:44:18
7. 『二重生活』 1:38:28
8. 『ブラインド・マッサージ』 1:55:03
9. 『わたしはロランス』 2:48:18
10. 『トム・アット・ザ・ファーム』 1:43:11
11. 『エレファント・ソング』 1:39:57
12. 『ラッキー』 1:28:17
13. 『サーミの血』 1:47:46
14. 『エヴォリューション』 1:21:50
15. 『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』 1:24:37
16. 『顔たち、ところどころ』 1:29:33
17. 『氷上の王、ジョン・カリー』 1:28:44
18. 『光のノスタルジア』 1:30:00
19. 『真珠のボタン』 1:22:11
20. 『パラダイス・ナウ』 1:31:05
21. 『オマールの壁』 1:38:36
22. 『ガザの美容室』 1:23:47
23. 『ラジオ・コバニ』 1:09:31
24. 『ラッカは静かに虐殺されている』 1:32:27
25. 『すべての政府は嘘をつく』 1:32:50
26. 『トゥーマスト ~ギターとカラシニコフの狭間で~』 1:28:57
27. 『VHSテープを巻き戻せ!』 1:30:33
28. 『セヴァンの地球のなおし方』 1:54:36
29. 『世界が食べられなくなる日』 1:55:46
30. 『モンサントの不自然な食べもの』 1:49:17
31. 『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』 1:24:54
32. 『ブルー・ゴールド』 1:30:00
33. 『おいしいコーヒーの真実』 1:17:41
34. 『聖者たちの食卓』 1:05:44
35. 『聖なる呼吸:ヨガのルーツに出会う旅』 1:45:08
36. 『100,000年後の安全』 1:18:52
37. 『プリピャチ』 1:43:10
38. 『核の傷:肥田舜太郎医師と内部被曝』 53:30
39. 『311以降を生きる:肥田舜太郎医師講演より』 27:40
40. 『甲野善紀身体操作術』 1:29:27
41. 『ピンクリボン』 1:58:00
42. 『ソウル・パワー』 1:32:41
43. 『ラ・チャナ』 1:26:03
44. 『サクロモンテの丘~ロマの洞窟フラメンコ』 1:35:33
45. 『バレエボーイズ』 1:15:18
46. 『ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ』 1:24:49
47. 『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』 1:34:01
48. 『シーモアさんと、大人のための人生入門』 1:21:20
49. 『作家、本当のJ.T.リロイ』 1:51:16
50. 『デヴィッド・リンチ:アートライフ』 1:28:28
51. 『ヨーゼフ・ボイスは挑発する』 1:47:28
52. 『アルマジロ』 1:45:28
53. 『レストレポ前哨基地 PART.2』 1:24:25
54. 『アカルイミライ』 1:55:08
55. 『ブラックキス』 2:12:30
56. 『ストロベリーショートケイクス 』 2:06:35
57. 『聴こえてる、ふりをしただけ』 1:40:06
58. 『わたしたちの宣戦布告』 1:40:17
59. 『I.K.U.』 1:14:19
60. 『愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』 1:26:52
61. シリーズ『90日間・トテナム・パブ』エピソード1 23:04
62. シリーズ『90日間・トテナム・パブ』エピソード2 23:18
63. シリーズ『90日間・トテナム・パブ』エピソード3 23:13
64. シリーズ『90日間・トテナム・パブ』エピソード4 23:15
65. シリーズ『90日間・トテナム・パブ』エピソード5 23:13
66. シリーズ『90日間・トテナム・パブ』エピソード6 23:15
67. シリーズ『90日間・トテナム・パブ』エピソード7 23:09
68. シリーズ『90日間・トテナム・パブ』エピソード8 23:09
69. シリーズ『90日間・トテナム・パブ』エピソード9 23:10
70. シリーズ『90日間・トテナム・パブ』エピソード10 24:31
71. シリーズ『90日間・トテナム・パブ』エピソード11 23:10
このままではこの国は壊れてしまう
信じられないかもしれませんが、この映画、かなり笑えて、泣けるんです!
令和元年夏、参議院選挙で注目を集めた「れいわ新選組」から出馬した安冨歩を中心に、10名の個性豊かな候補者たちを、『ゆきゆきて、神軍』の原一男が鋭く迫った。
昨年の東京国際映画祭でワールドプレミアが行なわれ、全上映作品で唯一 Twitter のトレンドワードになり、世界の映画祭での上映が続々と決定し、選挙戦に留まらず、国内外の映画祭で注目を浴びている。
過激な登場人物たちを通じて昭和・平成の時代を抉ったドキュメンタリー映画界の鬼才が、令和に突如現れた話題の政党にどのようにフォーカスしたのか。庶民の怒りと叫びを描いた『 ニッポン国 VS 泉南石綿村』で新境地を開いた原一男が魅せる、新たな選挙エンターテイメント作品である。
また本作は原の新レーベル「風狂映画舎」の第 1 弾作品で、日本の今をいち早く世に問う作品に取り組むことをモットーとしている。
ロードムービー、アニマル、コメディ、ミュージカル…
ジャンルを横断する稀有な作品東京大学東洋文化研究所教授・安冨歩は2013 年以来、「もっとも自然に生きる事ができる」スタイルとして、女性服を着る「女性装」を実践していた。彼女は、山本太郎代表率いるれいわ新選組から参議院選挙の出馬を決める。選挙活動を通して彼女が一貫して訴えるのは、「子どもを守ろう」。
新橋SL広場、東京駅赤レンガ駅舎前、阿佐ヶ谷駅バスターミナル他都内各地から旭川、沖縄、京都まで相棒「ユーゴン(白馬)」とともに全国を巡ってゆく。そして故郷の大阪府・堺市駅前に立った彼女は、美しい田園風景が無個性な住宅街に変わり、母校の校舎も取り壊されてしまい、喪失感を吐露し始める………。
音楽映画とドキュメンタリーの新たな到達点!出演・音楽は青柳拓次。国境や時間を超えて人々が声を響かせ合う瞬間に紡ぎ出される平和な世界。
これは夢ではない!
国内外のアーティストから信頼を寄せられる音楽家・青柳拓次の活動を追ったドキュメンタリー。
ギタリストの祖父と母のもと、東京で生まれ育った青柳。自らも音楽家、そして2人の娘を持つ父となった彼は、人と自然が分断された近代都市を離れて沖縄へと移住。
音楽を通して国境を越えた調和を生み出すことを夢見ていた祖父の思いを受け継ぎ、世界各地の音楽家たちとともに、人々が輪になって声を重ね合わせる参加型の音楽イベント「サークルボイス」を創り出す。
沖縄、東京、ミュンヘン、ライプツィヒへと青柳の旅に寄り添いながら、人々が国境も人種も越えて声を響かせ合う瞬間に紡ぎ出される平和な世界を映し出す。
監督は「スーパーローカルヒーロー」の田中トシノリ。青柳自らが楽曲・サウンドを手がけた。