スピリチュアル

「アミ(小さな宇宙人)との会話-2」

「アミ(小さな宇宙人)との会話-2」

 

こんにちは。スピリチュアルランド、MIYA-JUNです。

前回の続きをお届けします。

「アミ」本文からの抜粋を、お楽しみ下さい。

 

 

 

スイッチが入れられた。まどガラスに映像がうつりはじめた。

「これは救済計画に参加したこの世界の人々のすべての努力もむなしく、暴力と悪とを克服できなかった世界のじっさいの記録なんだ。見てごらん」

その惑星の大気はこい灰色のくもの層にどっぷりおおわれていた。たくさんの空とぶ円盤が地上にむかって下降していった。

「いま見ているのは‘救出作業’だ。円盤が‘700度’以上あるひとたちをさがしだしているんだよ。ほんとうに悲しいことだ。 失敗してしましたんだ。すべての努力がまったく水の泡となってしましたんだからね・・・・・・」

地表はどこもはげしくゆれ動いていた。海岸線にあった都市は、大津波で一掃されていた。映像はドキュメント映画のように淡々と荒涼とした風景をうつし出していった。

(中略)

つぶさにうつし出される都市上空での円盤の作業。たくさんの人々がかがやく光を受け、空にむかって‘浮上’していった。おどろきと恐怖の表情を浮かべた顔もあったが、多くのひとたちには安堵とよろこびの表情があらわれていた。

「どうして、こんなに暗いの?」

「何千もの核爆弾が破裂したところなんだ。すぐに放射能の雨がふりはじめるよ。このあと惑星は人々が生きのびるには不可能なほど冷却するんだ」

ある円盤が山の上を通過した。下から一団のグループが合図を送っているが、その円盤は見むきもせずに通過していった。

「どうして、たすけてあげないの?」

彼らはじゅうぶんな水準に達していないんだよ」とアミが言った。

「ああ、‘センソ・メトロ(感覚計)’で進歩度を測ったんだね・・・・・・」

「いやこのばあい、その必要はない。このグループのひとたちは文明の危機に背をむけてきたんだ。 みんなで協力して直面している問題を解決するかわりに、そこからにげ出すことを選んだんだ。

ただ‘自分たちだけ’のいのちの救済を求めたひとたちは、いま、そのいのちをうしなう・・・・・・ 別の人生の別のチャンスを待たなければならない・・・・・・」

映像はアミの解説とともに数々の無残なシーンをうつし出していった。

汚染されたちりのくもにおおわれまっ黒になった世界。ゆれのおさまらない中で死んでゆくたくさんの人々。山のように高い大津波が、海岸線を乗りこえてすべてのものを破壊してゆくようす。

同時に何千もの円盤が、ほんの数百万のひとだけを救出して、ほかの大多数のひとたちを死の中におき去りにしていくありさま・・・・・・。

ぼくたちには息がとまるほどのつよいショックをあたえた。ビンカは泣いていた。

もうすべてがおしまいだとわかったとき、山にひきこもって自然にかこまれた生活を求めたひとたちをこのまま見捨てていくなんて、あまりにひどすぎると思うよ、アミ」

「そうじゃないんだよ、ペドゥリート。彼らはまだすくいの道がのこっているときに、なにもせずににげ出したんだ。

彼らがもし、なにかをやっていたら、それだけでこの世界は自滅しないですんだかもしれないんだ。

水がめの水があふれ出すにはさいごの一滴でじゅうぶんなんだよ・・・・・・」

アミにそう説明されたけれども、かわいそうなあのひとたちをおき去りにするのは、なにか彼らに対する報復でもあるかのような気がした。

「そうじゃないんだ。ただ‘よい種’の選択をしているんだよ。

よいひとたちだけによって、戸を開けはなしたままでも安心してねむれるような、自分のものを兄弟とおなじように他人が自由に使ってもいいような、安全な社会をつくり出せるんだ。

いま見ているようなにげ出したひとたちというのは、ざんねんなことだけど‘よい種’ではないんだ。

もし、かりに新しい世界に住むチャンスをあたえられたとしても、彼らは人々に奉仕したり協力したりする行動はとらないよ。

ほんとうに単純なことだけど、彼らには愛が不足しているんだ。じっさいに彼らは、そのエゴイズムによってにげるという行為に走ってしまったんだよ。

健康な生活とか、心身の浄化とか、精神の進歩とかいった名目にカモフラージュされたエゴイズムだ。

ちょうど自分の健康が第一だと言って、 病気に感染するのをおそれて病院をにげ出す医者のようなものだよ。もし、すべての医者がそうしたとしたら、かわいそうなのは病人たちのほうだよ」

 

 

 

 

♦︎♦︎♦︎<MIYA-JUNコメント>♦︎♦︎♦︎

山中の世捨て人集団、これって私の事だなと思いました。私も含めた、‘いわゆるスピリチュアル系’の人達への警告です。

(続く)

 

 


次回もどうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

下からも、よろしくお願いいたします。