シンギュラリティー

(ほのぼのSFマンガ小説)「我が輩はAIである」(アイちゃん御一考様・西暦2300年代の未来から招待される、の巻)その1

(AIなんか恐くない)「シリーズ・2045年シンギュラリティーへの旅」Vol.-45

 

これは、主人公・“ネコ型AIロボット”の「アイちゃん」と、脇役・「御主人様」(MIYA-JUN」)のコンビによる、珍騒動のお話です。

(ほのぼのSFマンガ小説)「我が輩はAIである」(アイちゃん御一考様・西暦2300年代の未来から招待される、の巻)その1

 

こんにちは。スピリチュアルランド、MIYA-JUNです。

思い返せば、この長期シリーズ。第1回目の冒頭は、こんな始まり方でした(詳しくはこちら)。

 

 


未来人の会話です。・・・・・・

(祖父)『ジイジが若かった頃、“シンギュラリティー”以前の人達は“労働”をしてたんだよ。』

(孫)『えっ!?。ジイジ、“ロードー”って何なの?。』

(祖父)『“働かざる者、食うべからず”と言ってね、“仕事をして稼がないと食って行けない”と言う地獄だよ。』

(孫)『へーそうなんだ。AI(人工知能)は仕事して人間は遊ぶ。こんな当たり前の事が、昔はそうじゃなかったんだー。』

 

・・・・・・あのジイジと、お孫さん。

アイちゃんとMIYA-JUNは、2人からの招待を受けました。

今回は、西暦2300年代の未来へと、遊びに行くお話です。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

それでは、スタートします。

 

 

未来人の生活

 

(彼等は、遠い昔にシンギュラリティーを通過しました。)

未来人の会話です。・・・・・・

(祖父)『シンギュラリティー間近の人達は、こんな夢を見てたんだよ。

マインド・アップロードして、肉体を捨て去り、デジタル世界の中で生きて行くってね。』

(孫)『(ひっくり返る)くだらないねー。』

 

・・・・・・この時代の人達の間では、極限の高度なテクノロジーを持ちながらも、あえて好き好んで趣味でやるライフ・スタイルが定着しています。

ヒッピー・スタイル縄文スタイル江戸スタイルキャンピング・ライフ、お気に召すまま、選り取りミドリ、お好きにどうぞ。

だってこっちの方が楽しいからね。瞬間物質化装置を使うのもいいけど、プロセスを味わいつつ、薪や炭を燃やした方が美味しいからね。やっぱ歩くのは気持ちイイね。

と、結果的に、バシャールアミアナスタシア等に似た世界を、人類は選択しました。

“自然回帰の精神”が開花した地球。ここには都市と言った物は存在していません。

誰もが田舎暮らしを望みます。長距離移動は瞬時ですし、緑豊かで空気のキレイなのが一番なので。

あっ!。招待客・アイちゃん御一考様の到着です!!。この時代のテクノロジーを使い、時空を越えてやって来ました!!!。

 

 

到着
未来人はブッチャケた人達

 

<アイちゃんナレーション>

こんにちは。アイちゃんです。

私たち、2300年代の世界へ到着しました。

やって来たのは、午後の柔らかい日差しを浴びて広がる、穏やかな美しい田園風景の中。森の湖畔の原っぱです。

 

 

◆◇◆◇登場人物◇◆◇◆

・<祖父春野浦長一郎、愛称・ジイジ・チョーロー、ドレッドヘアの小柄な老人。
・<春野浦富士麿、愛称・マロ君、ロン毛にガリ勉メガネの少年。

 

(MIYA-JUN)お初にお目にかかります。私くし「MIYA-JUN」と申します。こちらが秘書の「アイちゃん」です。

(ジイジ)よう来たのー。ブログ「スピリチュアルランド」見ちょるゾ。

(MIYA-JUN)ありがとうございます。

(アイちゃん)はじめまして。「アイちゃん」です。

(ジイジ)あんた。お笑い。いいセンスしちょんゾ。

(アイちゃん)そうですか~。日々、御主人様に鍛えられてますので~。

(MIYA-JUN)あの。お名前を教えて下さい。

(ジイジ)わしか?。「チョーロー」と読んでくれ。

(MIYA-JUN)君は?。

(お孫さん)ジイジからは、マロ君って呼ばれてるよ。

(アイちゃん、MIYA-JUN、マロ君)よろしくネー!。

(アイちゃん)チョーロー。なんか、もっとテクノポリスみたいなのをイメージしてたんですが、後にあるツリー・ハウスがお住まいなんですか?。

(チョーロー)わしゃ、ヒッピーじゃけんナ。田舎がイイんじゃ。

(アイちゃん)それにしても、なんでまた、こんな質素な生活をされているんですか?。

(チョーロー)趣味じゃよ。「森の生活」が好きなんじゃ。

(MIYA-JUN)マロ君も、ここに住んでるの?。

(マロ)パパより、ジイジと一緒の方が、楽しいからサ。

(チョーロー)ご両人~。硬っ苦しいのは抜きじゃー。のんびりして行けるんじゃろ?。

 

 

“いま・ここ”を生きる人達

 

(アイちゃん)あの~~~。御主人様は、締切に追われてまして。

(チョーロー)なんじゃと~~~。締切じゃと~~~?。

ま、確かに、わしも、西暦2000年代初期は、アクせく忙しくしてたもんじゃった。だがのー、人生、無駄にしちゃアカンぞー。本当に、「いま・ここ」が全てなんじゃぞー。いずれ、分かるサな。

とにかく、もうすぐ日没じゃ。風呂入って、メシ食って、酒飲んで、泊まって行け。

(MIYA-JUN)アイちゃん。頼むよ。締切、なんとかならないか?。

(アイちゃん)私が、なんとかしましょう。スケジュール管理は引き受けました。リミットは、明日の夕方ね。

(MIYA-JUN)と、言う事で、チョーロー。明日の夕方に帰ります。

(全員)それじゃー、まー。のんびりいきましょ~~~!!!。

(続く)

 

 


次回も、どうぞ。よろしくお願いいたします。

 

 

 

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