こんにちは。スピリチュアルランド、MIYA-JUNです。
前回の続きをお届けします。
年の頃、たぶん5~6才年上の、面白い事をたくさん教えてくれる、サッパリしたお兄さん。
その言動に私は、すっかり魅せられてしまいました。
まず、話が面白過ぎです。
それは、真っ直ぐに目を見ながらだったり、大工さんの様に、手もとの作業に視線を固定したままだったりの中、繰り出されました。
ハーブの贈り物を持って、お世話になった人達に、お歳暮廻りした話。
昔、アクセサリー露店で月200万を稼いでいた頃の話。
最近やった、パチンコ台プログラミング調整アルバイト。
手作りエレキギター新作の構想。
とあるローカル地で仲間達と所有するマンションを、音楽スタジオに改造する計画。
ハーブの真の意味と意義について。
等々・・・・・・。
おもしろーッ。
そして、部屋の中へと目を転じると、興味を引く物だらけです。
手作りのエレキギター。(ちなみに、材料はアルミニウムで、「オールメタル製のギターを試しに作ってみたが失敗作だった」との事でた)。
や はり自作のエフェクター。工具類。製作予定のギターの図面。
オーディオは、剥き出しの基板やユニットに、その都度ケーブルを繋ぎ替えて使用します。
室内電話は、アパートの母機から勝手に配線を引き、相乗り状態の物。
(両親が経営するアパートなので、犯罪ではありませんが、住民から絶対に見破られない仕掛けとか、まるでCIA工作員の様です)。
“おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさ”という言い回しがありますが、まさにこの事なんですねー。
コーフンしちゃいました。
途中、玄米ごはん、どぶろく等をメインに自然食メニューが振る舞われました。
“喜多郎さん”は又、お菓子の梱包フィルムの明け方とか、実に鮮やかです。
一筆書の動きで、フィニッシュまで持って行き、私の驚く表情を横目に、涼しい顔をしています。
いま考えると、質素でも極上品な数々を出して貰った格好ですが、80年代初期の当時では先進的過ぎますし、 何しろミーハーのアンちゃんの事です。
その良さを全く理解できません。
・・・・・・さて、ついに極め付きの『その時』がやって来ます。
(続く)
次回もどうぞ、よろしくお願いいたします。