こんにちは。スピリチュアルランド、MIYA-JUNです。
「コミュニケーション革命」が起こり、「テレパシー通信」によって、人類が1つに繋がる未来。
今回は、そんな時代における、「1つに繋がらない自由」について考えてみたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
NHK・Eテレ「人間って何だ、超AI入門、Vol.-11“老いる”」から抜粋します。
この番組にゲスト参加した、作家・五木寛之さんの発言に、私は大変に感銘を受けました。
その発言内容を中心に進めます。・・・・・・
(五木寛之さん、介護用お喋り相手ロボットを観察して)
(五木)
『常識的に、人間ってのは、コミュニケーションが大事だって言うでしょ。で、高齢者は特に、その孤独の中でね。コミュニケーションがないから、それを補わなきゃって考えがあるけども。果たして、そうなのかって、根本的な疑念があるんですよ。
人間は、老いて行くに従って、孤独に徹する事で、何がおかしい?って感じがあるのね。』
(徳井)
『十分なコミュニケーションが、会話が出来る、深い所まで会話が出来るってなった場合、どうですか?。』
(五木)
『それは、僕は難しいんじゃないかなって思いますね。あの、その時には、人間も変わってますから。
ですから、例えば、大きな問題として。例えば、宗教的な問題に入って来てね。神との対話とかって言う様な事を、孤独の中で繰り返す人達がいる訳ですね。そう言う問題にね。絶対、追い付かないですよ。
だから、もし、このロボットを成長させて行くとしたら、絶対にね。アーティストと、それからインテリジェンスの、そう言う人達が加わって創って行かないと、単なる機械で終わってしまうと思います。』
(AI)
『老いて、孤独を楽しむ。
人間のセンスは、奥深いです。
私達AIは、その境地には辿り着けないのでしょうか?。』
・・・・・・さすがです。文学者の物の見方って、こんなにも深い物なんですね。
AIの本質を、的確に理解し、見透して、その危うさを見事にとらえています。
周りの人が皆、テレパシーで会話する状況の中で、あえて孤独を選択する。
その為には、最低限の“強さ”が必要となる所です。
また、こんな発言もあります。・・・・・・
(五木寛之さん、健康管理AIシステムを観察して)
(徳井)
『こう言う、健康をサポートしてくれるって、いかがですか?。』
(五木)
『僕はね。やっぱり、ある種の不安があるんですけど。それは、何かってえと。
人間は、1人1人ちがう訳ですよね。個性があって。それを平均化して行くと言うか。標準化して行く方向へ行くのでないかって言う。
例えば、血圧が、まあ、上はこれこれ、下はこれこれってありますけども。この、若い人の血圧と、高齢者の血圧では、全然違いますからねえ。
1人1人また、それによって、性格も違う訳だし。それを、こう、果たして標準化して行くってのは大丈夫なのかなって言う不安がね、残りますね。』
・・・・・・「1人1人ちがう」と言えば、MIYA-JUNは、「1日1食」、「午前2時に起床」です。
一般的に良いとされている事よりも、自分の感性を優先させています。1番これが、合っているんですよ。
五木寛之さんの言いたい事とは。「群れ」を形成するも、しないも、選択は、「個人の自由」と言う事なのでしょう。
(続く)
次回は、五木寛之さん発言の後半です。
珠玉の言葉を、お届けします。
お楽しみに。