◆◆◆「カッコイイお部屋探し」(楽器可物件の見つけ方)Vol.-7◆◆◆
こんにちは。 スピリチュアルランド、 MIYA-JUNです。
実は私も、 パートナー同様にと言いますか、それを遥かに凌ぐかと言った、“中央線ラブ人間”なのです。
もしも、西荻窪に住みながら音も出せるのなら、こんなに嬉しい事はないのですが。
<楽器可物件の作り方>
不安です。果たして音は出せるのか?。
とりあえず、石神井公園の時の学習を活かし、再度の下見です。
刑事みたいに、長時間の張込み調査を続けますが、ここは普通の閑静な住宅。期待する材料など、見つかる訳もありません。
1回でも苦情が来て、交渉も失敗となれば、完全にアウトです。間取り図を基に、何度も慎重にプランを積み重ねます。
玄関を入り、リビングを跨ぐと、左右に2部屋。右側の部屋を音楽室とし、左側を寝室兼パートナーの部屋とします。
右隣の住人との間には、エレベーターがあります。左隣の住人との間には、押入れ、パートナーの部屋、と続きます。
何とか少しでも、音漏れを軽減させようとの計画です。
これで、正真正銘の“楽器可物件”と、する事は出来るのでしょうか?。後は、試してみる以外に方法はありません。
大きな不安を残しつつも、いざ契約です。
引っ越し後の挨拶廻りでは、一応の了承も取り付けます。
最初は、遠慮がちに音出しをします。
が、やはり音出しは知らないうちに、だんだんと本気になって来てしまいます。
不安です。
その間にも、パートナーは着々とインテリアなど、部屋作りに精を出します。
ある日の事。偶然にも右隣の住人と、エレベーターで乗り合わせます。老夫婦2人暮らしの内の、めったに会う事のない、大学教授をされている、お爺さんの方です。
(お婆さんの方とは、顔を合わす機会が多く、挨拶の感触は悪くありません。)
いいチャンスです。すかさず私は、日頃の迷惑を詫びます。
すると、なかなか意味が伝わりません。やっと、内容を理解すると、「私は研究に没頭するから、多少の物音とか気にならないんだよ。」との事でした。
(耳が遠いのもありますが、かなりの没頭症なのは確かのようです。エレベーター内、そこに人がいる事にすら気付いていません。声を掛けられて、ハッと我に還ると言った感じでした。)
きっと、この時の私の目は、ギラギラと光っていただろうと思います。この時が初めて、少しだけでも確証を得られた瞬間です。
また、別のある日の事。
洗面所内で、大規模水のトラブルを起こしてしまいました。下の階にも、被害が及んでいる可能性があります。
何はともあれ、粗品を持参で挨拶に向かいますが、ある意味では絶好の機会です。嬉々として出掛けました。
下階の夫婦は、サパサパとした対応で出迎えてくれました。
天井付近に少しシミが残ったけど、どうって事はない。音漏れに関しては、気にならない範囲。との回答でした。
(サバケてます!。さすがは都会人!!!。)
他にも、近隣の住人達との廊下での挨拶等からも、特に問題は感じられません。
あまり大袈裟に、心配する事もない様です。
不安や疑念が払拭されました!。
晴れて楽器可物件と認定します!!。
かくして、私の音楽三昧生活は、保証されたのでありました。
申し分のない、幸せな毎日です!!!。
ところが、パートナーにとっては、そうではなかった様で・・・。
(続く)
次回。重大局面に突入します。
どうぞ、お楽しみに。