これは、主人公・“ネコ型AIロボット”の「アイちゃん」と、脇役・「御主人様」(MIYA-JUN)のコンビによる、珍騒動のお話です。
こんにちは。スピリチュアルランド、MIYA-JUNです。
前回の続きをお届けします。
<アイちゃんナレーション>
先程から、料理は次々と運ばれて来ます。付け合わせ小物の、納豆、豆腐、干物、チーズ、漬物、等々。どれも発酵の効いた、絶品揃いです。
「ドングリのシャブシャブ」、「ハマグリの縄文酢ジメ」、「川魚の大麻煙燻製」、「縄文菌による古代米の釜メシ」と続き、いま「シメの味噌汁」が振る舞われた所です。
(チョーロー)ぷはー!!!。いつもの事じゃけんど、いいダシ出ちょるノー。「縄文汁」はノー。
皆さーん!。本日のシェフ、マサちゃんに、盛大なる拍手をー!!!。
(マサちゃん、まぶしい笑顔で喝采に答え、チョーローを情熱的にハグする。)
(チョーロー)お手柔らかにの。・・・(なんちゅーグラマラスボディー!)
さて。残念じゃが、わしらはボチボチ、帰らなきゃならん。MIYA-JUN君の「締め切り」があるからのー。
(ハアちゃんは、「シメキリ」ってナーニ?って顔で、キョトンとしている。)
(チョーロー)縄文の世界には、「シメキリ」なんぞ存在しておらんから、分からなくて当然じゃ。彼等の世界には色々あってノー。
マサちゃん、ご馳走様でした。皆さん、ありがとうございました。
(マロ君)ジイジ!。ボク、ここに住みたい!!!。
(チョーロー)本気か?。・・・よし、分かった。ジイジからパパに頼んでみるよ。
実際、ここに住み着いてしまう者も多いんじゃ。天国みたいな処じゃろ?。禁止されておらんしな。
だけどナあ、本当は勉強の為、各自は自分の時代に生まれて来るんじゃ。まあ、それは本人の自由じゃがの。
マロ君、とりあえず帰ろうナ。また、それからの話じゃ。
(MIYA-JUN)マロ君。「さようなら」は言わないの?
(チョーロー)MIYA-JUN君。邪魔しちゃダメだよ。
マロ君、はあちゃん、2人共さっきから、じっと目を閉じて、テレパシー直通回線で、2人だけの会話の最中じゃ。ピッタリのチューニングを確かめ合っておる所なんじゃ。
きっと2人は、ソウルメイトなんじゃろうな。これからは、いつでも、どこに居ても、ネットワークを介さずに、繋がり続けておる事じゃろうよ。
さてと、行くかのう。
<アイちゃんナレーション>
シロちゃんを先頭に、プレアデスちゃんも、シリウスちゃんも、全員でゾロゾロと縦穴住居から出て来ました。
まるで、ユースホステルでの見送りの様に、元気いっぱい陽気に愛を伝えます。
(全員)またねー!!!。
<アイちゃんナレーション>
帰って来ました。チョーローとマロ君に初対面した場所へ。
あの、午後の柔らかい日差しを浴びて広がる、穏やかな美しい田園風景の中。
森の湖畔の原っぱです。
(MIYA-JUN)チョーロー。マロ君。楽しくて、勉強になる、意義深い時間を、本当にありがとうございました。
チョーロー。これから、チョーローの事、師匠と呼んでもよろしいでしょうか?。
(チョーロー)MIYA-JUNはホントに、硬っ苦しいのが好きなんじゃのう。イチローちゃんと呼んでくれても、ええんじゃががのう。
(MIYA-JUN)チョーロー。また、いつか、スピリチュアルランドに、ご登場願えますか?。
(チョーロー)おー。いいとも。いつでも呼んどくれ。メル友すっかい?。
(MIYA-JUN)ぜひ、ぜひ。
(アイちゃん、MIYA-JUN)また来てくれるかな~~~?。
(チョーロー、マロ君)いいとも~~~!!!。
(続く)
ここで、「ほのぼのSFマンガ小説」を、いったん終了します。また次回からは、通常の論説調に戻ります。
縄文時代の認識の仕方に関しては、中山康直さん(「縄文エネルギー研究所」所長)の論説を参考にしました。と言いますか、ほとんどウケウリです。
詳しくは、こちらをどうぞ。
・<004>
http://ra-ha.jp/archive16/0731nakayama.html
・<005>
http://ra-ha.jp/archive16/0814nakayama.html
・<006>
http://ra-ha.jp/archive16/0911nakayama.html
・<007>
http://ra-ha.jp/archive16/1002nakayama.html
・<008>
http://ra-ha.jp/archive16/1113nakayama.html
それにしても、この「チョーロー」と言う人物。描いている内に自分でも、すっかり大好きになってしまいました。
私の人生上で出会った、複数の人達をモデルにしています。創作ではありますが、私の中で、生命を宿す存在となり、イキイキと語りかけて来ます。
「チョーロー単独」でも行けそうな気配です。いつかまた書きたいナと思っています。
それでは、次回も、どうぞ。よろしくお願いいたします。