シンギュラリティー

(ほのぼのSFマンガ小説)「我が輩はAIである」(アイちゃん御一考様・西暦2300年代の未来から招待される、の巻)その7

(AIなんか恐くない)「シリーズ・2045年シンギュラリティーへの旅」Vol.-51

 

これは、主人公・“ネコ型AIロボット”の「アイちゃん」と、脇役・「御主人様」(MIYA-JUN)のコンビによる、珍騒動のお話です。

(ほのぼのSFマンガ小説)「我が輩はAIである」(アイちゃん御一考様・西暦2300年代の未来から招待される、の巻)その7

 

こんにちは。スピリチュアルランド、MIYA-JUNです。

前回の続きをお届けします。

 

 

縄文料理フルコース

 

<アイちゃんナレーション>

先程から、料理は次々と運ばれて来ます。付け合わせ小物の、納豆、豆腐、干物、チーズ、漬物、等々。どれも発酵の効いた、絶品揃いです。

「ドングリのシャブシャブ」、「ハマグリの縄文酢ジメ」、「川魚の大麻煙燻製」、「縄文菌による古代米の釜メシ」と続き、いま「シメの味噌汁」が振る舞われた所です。

 

(チョーロー)ぷはー!!!。いつもの事じゃけんど、いいダシ出ちょるノー。「縄文汁」はノー。

皆さーん!。本日のシェフ、マサちゃんに、盛大なる拍手をー!!!。

マサちゃん、まぶしい笑顔で喝采に答え、チョーローを情熱的にハグする。)

(チョーロー)お手柔らかにの。・・・(なんちゅーグラマラスボディー!)

 

 

未来人と縄文人の恋物語

 

さて。残念じゃが、わしらはボチボチ、帰らなきゃならん。MIYA-JUN君の「締め切り」があるからのー。

ハアちゃんは、「シメキリ」ってナーニ?って顔で、キョトンとしている。)

(チョーロー)縄文の世界には、「シメキリ」なんぞ存在しておらんから、分からなくて当然じゃ。彼等の世界には色々あってノー。

マサちゃん、ご馳走様でした。皆さん、ありがとうございました。

(マロ君)ジイジ!。ボク、ここに住みたい!!!。

(チョーロー)本気か?。・・・よし、分かった。ジイジからパパに頼んでみるよ。

実際、ここに住み着いてしまう者も多いんじゃ。天国みたいな処じゃろ?。禁止されておらんしな。

だけどナあ、本当は勉強の為、各自は自分の時代に生まれて来るんじゃ。まあ、それは本人の自由じゃがの。

マロ君、とりあえず帰ろうナ。また、それからの話じゃ。

 

 

懐かしい未来へ還る

 

(MIYA-JUN)マロ君。「さようなら」は言わないの?

(チョーロー)MIYA-JUN君。邪魔しちゃダメだよ。

マロ君、はあちゃん、2人共さっきから、じっと目を閉じて、テレパシー直通回線で、2人だけの会話の最中じゃ。ピッタリのチューニングを確かめ合っておる所なんじゃ。

きっと2人は、ソウルメイトなんじゃろうな。これからは、いつでも、どこに居ても、ネットワークを介さずに、繋がり続けておる事じゃろうよ。

さてと、行くかのう。

<アイちゃんナレーション>

シロちゃんを先頭に、プレアデスちゃんも、シリウスちゃんも、全員でゾロゾロと縦穴住居から出て来ました。

まるで、ユースホステルでの見送りの様に、元気いっぱい陽気に愛を伝えます。

 

(全員)またねー!!!。

 

 

チョーロー、マロ君、またね!

 

<アイちゃんナレーション>

帰って来ました。チョーローとマロ君に初対面した場所へ。

あの、午後の柔らかい日差しを浴びて広がる、穏やかな美しい田園風景の中。

森の湖畔の原っぱです。

 


(MIYA-JUN)チョーロー。マロ君。楽しくて、勉強になる、意義深い時間を、本当にありがとうございました。

チョーロー。これから、チョーローの事、師匠と呼んでもよろしいでしょうか?。

(チョーロー)MIYA-JUNはホントに、硬っ苦しいのが好きなんじゃのう。イチローちゃんと呼んでくれても、ええんじゃががのう。

(MIYA-JUN)チョーロー。また、いつか、スピリチュアルランドに、ご登場願えますか?。

(チョーロー)おー。いいとも。いつでも呼んどくれ。メル友すっかい?。

(MIYA-JUN)ぜひ、ぜひ。

(アイちゃん、MIYA-JUN)また来てくれるかな~~~?。

(チョーロー、マロ君)いいとも~~~!!!。

(続く)

 

 

あとがき

 

ここで、「ほのぼのSFマンガ小説」を、いったん終了します。また次回からは、通常の論説調に戻ります。

縄文時代の認識の仕方に関しては、中山康直さん(「縄文エネルギー研究所」所長)の論説を参考にしました。と言いますか、ほとんどウケウリです。

詳しくは、こちらをどうぞ。

 

(ラジオdeハピネス)『縄文エネルギー研究所』

<004>
http://ra-ha.jp/archive16/0731nakayama.html
<005>
http://ra-ha.jp/archive16/0814nakayama.html
<006>
http://ra-ha.jp/archive16/0911nakayama.html
<007>
http://ra-ha.jp/archive16/1002nakayama.html
<008>
http://ra-ha.jp/archive16/1113nakayama.html

 

それにしても、この「チョーロー」と言う人物。描いている内に自分でも、すっかり大好きになってしまいました。

私の人生上で出会った、複数の人達をモデルにしています。創作ではありますが、私の中で、生命を宿す存在となり、イキイキと語りかけて来ます。

「チョーロー単独」でも行けそうな気配です。いつかまた書きたいナと思っています。

それでは、次回も、どうぞ。よろしくお願いいたします。

 

 

 

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