これは、主人公・“ネコ型AIロボット”の「アイちゃん」と、脇役・「御主人様」(MIYA-JUN)のコンビによる、珍騒動のお話です。
こんにちは。スピリチュアルランド、MIYA-JUNです。
前回の続きをお届けします。
(チョーロー)さあさ。皆さん、お待ちかねの、縄文鍋じゃゾ~~~~~!!!。
<アイちゃんナレーション>
まず最初に出されたのは、甘いイイ香りのする、1粒の小さな実でした。
モンちゃんが配膳に廻ります。彼は終始無言ですが、ホンワカとした、繊細かつコミカルな仕草で、全員の爆笑を誘います。
(シリウスちゃん)モンチャンッテ、“シジン”ナンデスネ。
(チョーロー)それでは、皆さん。大自然の!、いえ、大宇宙の恵みを!!、どうぞ、ご堪能ください!!!。
(全員、チョーローに拍手。)
(チョーロー)いやー、すまん。わしゃ、ヒッピー・ムーブメントの観光ガイド役をやっておっての。ついつい、職業上の習慣が出てしまってノー。
(訪問者一堂、ひとくち味わい、それぞれに驚嘆の声を上げる。)
(MIYA-JUN)うわー。凄いッ!。美味し~~~!!。まるで、地球上の味じゃないみたい!!!。
だけど、これって高濃度過ぎて、沢山は食べられないよ。
(チョーロー)少量で満足できるなら、喜ばしい事じゃろ?。
(MIYA-JUN)確かに、滋養たっぷりだし、少量を口にしただけで、精力に満ち溢れて来るね。
(アイちゃん)素材は何ですか?。
(チョーロー)ただのドングリじゃよ。みんな「縄文菌」のおかげなんじゃよ。ここにしか存在しない微生物じゃ。
この料理は、普通のドングリを、煮込んだ縄文菌の鍋の中で、シャブシャブにした物なんじゃよ。
縄文の食文化は、高度な「発酵」の技術によって成り立っておるんじゃ。
あんた達のテレビでは、“縄文料理を再現してみました”とかあるじゃろう。実は、ぜんぜん違うんじゃよ。似ても似つかぬ物なんじゃ。
そもそも、ゴッタ煮の鍋料理ではなく、単品煮物中心のコース料理なんじゃよ。
(アイちゃん)「発酵」の技術なら、現代日本の、平成の時代にも有りますよね。
(チョーロー)それと比較すれば、微生物の活用は100倍、免疫力は1000倍じゃ。
微生物を、軽く考えてはイカンぞ。人間が外側から取り入れる、栄養素や薬理物質の全てを、体内で造ってくれるのじゃからナ。
そもそも彼等は、病気にならないんじゃよ。それはまた、美容にとっても最高じゃ。
(MIYA-JUN)だから、美男美女が多いんですね。
(チョーロー)内側からの輝き。インナービューティーじゃよ。現代人が好む、造形的・外面的な美しさなんぞ、浅はかなもんじゃ。
健康、生命力、知性、精神性。肉体の内側から、そして精神の内側から。だから美しいんじゃよ。
現代人の1番悪い所は、石鹸やシャンプーを使う事じゃ。
(アイちゃん)日本人は、とてもキレイ好きだから、何でも殺菌と消毒ですもんね。
(チョーロー)殺菌しちゃダメなんじゃ。人間にとって有害な、ある種の菌を殺す事は、その菌を必要とする生物を殺す事じゃ。
そして生態系は崩れ、回り回って、人間に帰って来るんじゃ。菌を殺す事は、自分を殺す事。こう言った、自然や宇宙の摂理が理解できる程、彼等の知性は高いんじゃよ。
それに比べて、どうじゃ、平成の人間達は?。
(MIYA-JUN)確かに誰も、そんな理解の上では、行動してませんね。
(チョーロー)だから病弱なんじゃよ。目に見えない世界、小さき者の世界を、もっと大切にせにゃイカンのじゃ。
彼等は、発酵の技術に関して、銀河系1番のエキスパートじゃ。銀河系中から研究者達が訪れる程じゃ。菌の科学は、体感的なもので、顕微鏡なんぞは必要ないんじゃよ。
(アイちゃん)縄文時代って、1万年ぐらい続いたんでしょ?。
(チョーロー)あんた達の時代の定説には反しておるが、10万年以上じゃ。それもこれも、完全循環可能型共生世界だからこそ可能なんじゃ。
ここのシステムは完璧じゃよ。「アルモンデ共和国」じゃ。自生した、すでにそこに有る物だけで、全部やりくりしておる。人口とのバランスも調整しておる。
物質的にも精神的にも豊穣なんじゃ。豊かさのレベルは、あんた達の世界とは、比べ物にならない、桁違いな世界じゃ。
宇宙も地球も、目に見えない世界も、全てが1つに繋がって、「いま・ここ」に生きておった。全ての菌とも共生しておった。
少量でイイんじゃよ。物も稼ぎもノ。環境がイイから、食材もイイしノ。「労働」なんて必要ないんじゃよ。
宇宙人、動植鉱物、
微生物、
大自然、波動、
(アイちゃん)ユートピアみたい!。素敵ね!!!。
(チョーロー)全宇宙のヒッピー達が、ここに集まって来ておる。宇宙人にもヒッピーにも居心地がイイ、人気の観光地なんじゃよ。
(プレアデスちゃん)ワタシタチモ、“ヒッピー・ファッション”デ、キメテキテルルンダヨ。
(MIYA-JUN)そっかー。土偶の姿って、ヒッピー・ファッションだったんだ!。
(チョーロー)じゃがのー。日本の絶頂期にも終わりの時が・・・。やがて弥生時代がやって来るんじゃ。
縄文の人達は、本土を弥生の人達に譲り、自分達は沖縄と北海道に移り、身を引いたんじゃ。
そして、支配する者とされる者が生まれ、人々は欲を持つ様になり、テレパシーを失い、精霊も宇宙人も居なくなってしまったんじゃよ。
(続く)
(縄文ロマンを、ユルーく楽しみたい人には、こちら・その1、こちら・その2から)
次回も、どうぞ。よろしくお願いいたします。