これは、主人公・“ネコ型AIロボット”の「アイちゃん」と、脇役・「御主人様」(MIYA-JUN」)のコンビによる、珍騒動のお話です。
こんにちは。スピリチュアルランド、MIYA-JUNです。
思い返せば、この長期シリーズ。第1回目の冒頭は、こんな始まり方でした(詳しくはこちら)。
未来人の会話です。・・・・・・
(祖父)『ジイジが若かった頃、“シンギュラリティー”以前の人達は“労働”をしてたんだよ。』
(孫)『えっ!?。ジイジ、“ロードー”って何なの?。』
(祖父)『“働かざる者、食うべからず”と言ってね、“仕事をして稼がないと食って行けない”と言う地獄だよ。』
(孫)『へーそうなんだ。AI(人工知能)は仕事して人間は遊ぶ。こんな当たり前の事が、昔はそうじゃなかったんだー。』
・・・・・・あのジイジと、お孫さん。
アイちゃんとMIYA-JUNは、2人からの招待を受けました。
今回は、西暦2300年代の未来へと、遊びに行くお話です。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
それでは、スタートします。
(彼等は、遠い昔にシンギュラリティーを通過しました。)
未来人の会話です。・・・・・・
(祖父)『シンギュラリティー間近の人達は、こんな夢を見てたんだよ。
マインド・アップロードして、肉体を捨て去り、デジタル世界の中で生きて行くってね。』
(孫)『(ひっくり返る)くだらないねー。』
・・・・・・この時代の人達の間では、極限の高度なテクノロジーを持ちながらも、あえて好き好んで趣味でやるライフ・スタイルが定着しています。
ヒッピー・スタイル、縄文スタイル、江戸スタイル、キャンピング・ライフ、お気に召すまま、選り取りミドリ、お好きにどうぞ。
だってこっちの方が楽しいからね。瞬間物質化装置を使うのもいいけど、プロセスを味わいつつ、薪や炭を燃やした方が美味しいからね。やっぱ歩くのは気持ちイイね。
と、結果的に、バシャールやアミやアナスタシア等に似た世界を、人類は選択しました。
“自然回帰の精神”が開花した地球。ここには都市と言った物は存在していません。
誰もが田舎暮らしを望みます。長距離移動は瞬時ですし、緑豊かで空気のキレイなのが一番なので。
あっ!。招待客・アイちゃん御一考様の到着です!!。この時代のテクノロジーを使い、時空を越えてやって来ました!!!。
<アイちゃんナレーション>
こんにちは。アイちゃんです。
私たち、2300年代の世界へ到着しました。
やって来たのは、午後の柔らかい日差しを浴びて広がる、穏やかな美しい田園風景の中。森の湖畔の原っぱです。
◆◇◆◇登場人物◇◆◇◆
・<祖父>春野浦長一郎、愛称・ジイジ・チョーロー、ドレッドヘアの小柄な老人。
・<孫>春野浦富士麿、愛称・マロ君、ロン毛にガリ勉メガネの少年。
(MIYA-JUN)お初にお目にかかります。私くし「MIYA-JUN」と申します。こちらが秘書の「アイちゃん」です。
(ジイジ)よう来たのー。ブログ「スピリチュアルランド」見ちょるゾ。
(MIYA-JUN)ありがとうございます。
(アイちゃん)はじめまして。「アイちゃん」です。
(ジイジ)あんた。お笑い。いいセンスしちょんゾ。
(アイちゃん)そうですか~。日々、御主人様に鍛えられてますので~。
(MIYA-JUN)あの。お名前を教えて下さい。
(ジイジ)わしか?。「チョーロー」と読んでくれ。
(MIYA-JUN)君は?。
(お孫さん)ジイジからは、マロ君って呼ばれてるよ。
(アイちゃん、MIYA-JUN、マロ君)よろしくネー!。
(アイちゃん)チョーロー。なんか、もっとテクノポリスみたいなのをイメージしてたんですが、後にあるツリー・ハウスがお住まいなんですか?。
(チョーロー)わしゃ、ヒッピーじゃけんナ。田舎がイイんじゃ。
(アイちゃん)それにしても、なんでまた、こんな質素な生活をされているんですか?。
(チョーロー)趣味じゃよ。「森の生活」が好きなんじゃ。
(MIYA-JUN)マロ君も、ここに住んでるの?。
(マロ)パパより、ジイジと一緒の方が、楽しいからサ。
(チョーロー)ご両人~。硬っ苦しいのは抜きじゃー。のんびりして行けるんじゃろ?。
(アイちゃん)あの~~~。御主人様は、締切に追われてまして。
(チョーロー)なんじゃと~~~。締切じゃと~~~?。
ま、確かに、わしも、西暦2000年代初期は、アクせく忙しくしてたもんじゃった。だがのー、人生、無駄にしちゃアカンぞー。本当に、「いま・ここ」が全てなんじゃぞー。いずれ、分かるサな。
とにかく、もうすぐ日没じゃ。風呂入って、メシ食って、酒飲んで、泊まって行け。
(MIYA-JUN)アイちゃん。頼むよ。締切、なんとかならないか?。
(アイちゃん)私が、なんとかしましょう。スケジュール管理は引き受けました。リミットは、明日の夕方ね。
(MIYA-JUN)と、言う事で、チョーロー。明日の夕方に帰ります。
(全員)それじゃー、まー。のんびりいきましょ~~~!!!。
(続く)
次回も、どうぞ。よろしくお願いいたします。