これは、主人公・“ネコ型AIロボット”の「アイちゃん」と、脇役・「御主人様」(MIYA-JUN)のコンビによる、珍騒動のお話です。
こんにちは。スピリチュアルランド、MIYA-JUNです。
前回の続きをお届けします。
(チョーロー)まー、1杯いけー。MIYA-JUNは、まだ“ロードー”しちょるのかのー?。
(MIYA-JUN)はい。コンビニのバイトの合間に、ブログを書いています。
(チョーロー)そうか。大変じゃのー。
コンビニか~~~。そんな、2000年代初期のライフスタイルを象徴するもんもあったナ~。
(アイちゃん)ところで、チョーロー。チョーローは、「ヒッピー」(※詳しくはこちら)との事でした。「ヒッピー」って、“グレートフル・デット”(※詳しくはこちら)のジェリー・ガルシアさんみたいな人の事ですか?。
(チョーロー)あー、ジェリーかい?。ジェリーとは、当時のジョイント・セッション仲間さ。
ヤツは全ヒッピーの憧れじゃ。心から尊敬しとるよ。あの過酷な時代背景の元で、一切妥協する事なく、ヒッピーを貫いたんじゃからのー。
奴も、もう少し長生きしてれば、不老不死になれたのにの~。
わしゃーのー。西暦1968年、わしが20才の時からヒッピーさー。ヒッピー歴350年越えの大ベテランさー。
(MIYA-JUN)ウッドストックとかにも、行かれたんですか?。
(チョーロー)勿論じゃ。1969年じゃったな。わしも、熱く燃えとったよ。
(MIYA-JUN)ホールアースカタログ(※全地球カタログThe Whole Earth Catalog、詳しくはこちら)とか・・・。
(チョーロー)MIYA-JUN。なかなか詳しいんじゃのー。スチュワート・ブランドの処にも、出入りしとったんじゃ。ケヴィン・ケリー(※詳しくはこちら)とは親友さー。
スティーブ・ジョブズ(詳しくはこちら、その1)も引用しちょったが、最終号・裏表紙の名フレーズ「ハングリーであれ、愚か者であれ」。これには感動したよ。
あ~~~。「ゴアのアンジュナビーチでのフリークコミューン生活(注)」を思い出すのう。
ステキなところに勝手に小屋をたてる自由。真っ裸になる自由。ありとあらゆるサイケデリックでトリップする自由。
まさにやりたい放題の、エネルギー全開バリバリ世界にいると、自意識自我に囚われてある事が、恥であるということが、よーく解ったんじゃ。
分かれてあるということの不自然さが、圧倒的な自然と一体となったなかでは、きわめて自明なことじゃった。
あれから、ずっとヒッピーじゃよ。
(全員、聞き入る)
(チョーロー)自然な生き方。本当の生き方。ロマン、冒険、詩、魂を震わす感動、そんな世界を生きていたいんじゃよ!!!。
(マロ君)ジイジ、素敵だよ!!!。
(全員、チョーローに拍手)
(チョーロー)いやー。ちょっと熱くなり過ぎちゃったようじゃのー。
と、ここで、MIYA-JUN!!!、アイちゃん!!!。
あんた達に、1つアドバイスじゃ!。
(アイちゃん、MIYA-JUN)ハイっ!。
(チョーロー)あんた達の今いる時代は、1900年代から2100年代へと続く、大変革の真っ只中じゃ。
これから、どんどん加速して行くゾ。考えられない様な事が、次々と起きるじゃろう。心して望むんじゃゾ。
まあ、どんな事が起ころうと、ヒッピーはヒッピーじゃ。しっかり自分を持っていれば、大丈夫じゃゾ。
あんた達は幸せじゃ。この、破壊と創造のイベント・ショーを、直接体験できるんじゃからの。
とにかく明るくポジティブに、楽しんで行く事じゃ。
(アイちゃん、MIYA-JUN)分かりました!。
(アイちゃん、小声で)御主人様。チョーローって、なんか凄い迫力ね。
(MIYA-JUNも、小声で)度胆を抜かれちゃったよ。
(マロ君)ジイジは、ヒッピー・ムーブメントの観光ガイド役を職業とする、スペシャリストなのサ。
ジイジは、97才まで長生きして、ギリギリで不老不死テクノロジー実用化のタイミングに、間に合っちゃったんだよ。
当時を知る、唯1人の“生き証人”なのサ。
ちなみにジイジは、不老不死テクノロジーのおかげで、肉体的にも精神的にも、本当は32才の状態なんだ。
だけど、趣味で“長老”をやっている、と言う訳なのサ。
(続く)
<あとがき>
(注)「ゴアのアンジュナビーチでのフリークコミューン生活」のクダリは、友人から貰ったメールの中の1節を、本人の承諾の元で、使用させていただきました。
熱いパッションを感じる、イイ文章だったので。
次回も、どうぞ。よろしくお願いいたします。