シンギュラリティー

(AIなんか恐くない)「シリーズ・2045年シンギュラリティーへの旅」Vol.-20「モチベーションを上げる教育について」その2

(AIなんか恐くない)「シリーズ・2045年シンギュラリティーへの旅」Vol.-20「モチベーションを上げる教育について」その2

 

こんにちは。スピリチュアルランド、MIYA-JUNです。

前回に続き、MIYA-JUN恒例の“寄り道中”ですが、よろしくお願いいたします。

 

小学校高学年・担任の先生・1

 

斬新な授業

 

博多で、小学校5年生の時です。

第一印象が、やたらにカッコイイ、その先生は新赴任で、やって来ます。

度肝を抜くほど先進的で、エネルギッシュで、異色な女性の先生でした。

何しろ、すべてを、全員の話し合いで決めると言うのですから。しかも、決まるまで終わりません

実際に授業がスタートまでに、膨大な時間が掛かりました。

それは、いわゆる“講義を聴く”と言うものではなく、“自由研究”と言った形式でした。

まず最初に、自分が何を研究したいのかを決め、いくつかのグループに別れます。

生徒全員の自主性を素にした授業です。

先生は、各グループを巡りつつ、発想の仕方、リポートのまとめ方、グラフの作成方法など、テクニカルな部分をサポートします。

初めは、チンプンカンプンだった研究作業も、要領が飲み込めてからは、だんだん楽しくなって来ました。

私は、どちらかと言うと、グループ活動には、あまり関心がなく、もっぱら独りでの研究に、没頭してた様に思います。

 

 


・・・「人と違った事をしてていいよ。何をやっててもいいよ。やる気があれば。」・・・

本当に、何て素晴らしい先生でしょう。

先生は、やたらと私の研究内容を誉めてくれるので、【モチベーション】は狂い咲き状態になってしまいました。

当時は子供で、考えも及びませんでしたが、いま考えれば、きっと先生は、帰国子女とか、もしかしたらヒッピー・カルチャーをライヴで体験して来たとか、そんなだったのかも知れません。

とにかく、昭和44年当時です。その、あまりにブッ翔んだ先進的なやり方は、果たして社会から受け入れて貰えたのでしょうか?。

(たとえ学校を追われたり、去らなければならない時がやって来たとしても、それに負けないだけの強さを持った人です。)

自由、自主性、コミュニケーション、博愛、人権、独自で在ること、等々について。

子供が相手であろうとも、いつも先生は、真っ直ぐなハートで語り掛けてくれました。

とてつもなく意識の高い人物です。

最善の【モチベーション】を引き出してくれます。

 

研究発表会

 

ついに、その日がやって来ました。
研究の成果の全てを披露する発表会です。

タイトルは「僕の“万国びっくりショー”」。

私の発表は、「自作自演の独り芝居」と言う異例の発表スタイルとなりました。

TVバラエティー番組の設定で、時には壇上の講義、時には床上を這い回り、と大熱演です。

“良い悪い”は別にして、少々狂気じみてはいますが、他の追従不可能な独創的発表スタイルだったとの自負はあります。

反応は、感動する人と、理解不能な人、両方だった様ですが、もちろん先生は絶讚してくれました。

自分でも信じられない位のパワーを、爆発させていたみたいです。

後日の母親への報告も、「凄く良かったですよ」との事。

その後も、学校に行くのが、楽しくて堪らない。そんな毎日が続きます。

そこには大好きな、『先生』が居るからです。

(続く)

 


この先生の話の顛末は、意外な結末を迎えます。

次回もどうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

 

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