◆◆◆「カッコイイお部屋探し」(楽器可物件の見つけ方)Vol.-3◆◆◆
こんにちは。 スピリチュアルランド、 MIYA-JUNです。
今回から、“楽器可物件探し”は、新たな研究領域へと入ります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
<ファミリー向け楽器可物件について>
いわゆる、“楽器可物件のお部屋探し”。すでに、ある程度のノウハウも持っています。
ですが、単身の音大生ならいざ知らず、ファミリー向け物件となりますと、更に、更にハードルは高くなります。
新たな研究課題が出来ました。またゼロからの試行錯誤です。
防音工事業者に問合せてみたり、“組み立て式の防音ルーム”のパンフレットを取り寄せてみたり、色々と試します。
これらは、持ち家スタイルにはフィットするのでしょうが、賃貸スタイルにはハマりません。
やはり地道な、足を使った労力が、必要になるのでしょう。
と言う事で、久しぶりの不動産屋めぐりがスタートしました。
そこに更に、単身時代には必要のなかった、沢山の条件が追加されます。
2人共に通勤の便利な駅、生活に快適な街、新婚生活をエンジョイ出来る空間、それぞれの友人親族を招く為の見栄え、等。
難題です。
オーナーは、とにかく“遮音性にこだわった”との事。
熱中性興奮症な人。
なんと、デカいラジカセを持ち出して来て、実証テストをしてくれます。
確かに、遮音性効果は抜群でした。
しかし、パートナーいわく。
「住まいとしても申し分ないし、たしかに音は出せそうね。
ただし、家賃が高い、勤務先から遠い、それに南大塚ってチョットねー。」
西武池袋線・仏子駅の物件です。
駅前で夜8時の待ち合わせでした。2人共に、時刻前に到着します。
程なくして、ガッシャーーーンと、やけに大きな音が聞こえました。
見ると、本屋のシャッターです。
よくよく見ると、本屋さん閉店後、もう駅前商店街に、開いている店はありません。
風の音だけが響き渡る、暗く寂しい商店街を、静寂が包みます。
ヒューー、ヒューー、ヒューー。
「本当に、何にもないんだね。」
しばらくして、自動車で不動産さんのお出迎えです。物件の説明がてら、“活気のない街の風景”の中、車を走らせます。
その人は、感じの良い紳士なのですが、・・・
「ここは、ちょっとした高級住宅街。さしづめ西武池袋線の田園調布と言った所ですかね~~~!。」
・・・等と、屈託なく淀みなく“ノタマイ”ます。(おーっと失礼。もとい。)屈託なく淀みなく自慢気です。
(物件そのものは、たいした特徴がないので割愛します。“音出し”も、まず無理そうでした。)
帰りは、チェックの為もあり、駅までの遠く薄暗い通りを歩きます。
「田園調布だってよー。」
ヒューー、ヒューー、ヒューー。
・・・まだまだ道のりは遠いようです。
(続く)
それでは、今日は、この辺で。
次回以降、石神井公園の賃貸マンションに入居、結婚後2度目の引っ越し、と続いて行きます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。