シンギュラリティー

(ほのぼのSFマンガ小説)「我が輩はAIである」(アイちゃん御一考様・西暦2300年代の未来から招待される、の巻)その5

(AIなんか恐くない)「シリーズ・2045年シンギュラリティーへの旅」Vol.-49

 

これは、主人公・“ネコ型AIロボット”の「アイちゃん」と、脇役・「御主人様」(MIYA-JUN)のコンビによる、珍騒動のお話です。

(ほのぼのSFマンガ小説)「我が輩はAIである」(アイちゃん御一考様・西暦2300年代の未来から招待される、の巻)その5

 

こんにちは。スピリチュアルランド、MIYA-JUNです。

前回の続きをお届けします。

 

 

縄文時代へタイム・トラベル・A
縄文ファミリー宅を訪問

 

(チョーロー)今度は、どうじゃ。縄文時代へでも、行ってみるかの~。縄文土器の鍋料理は、チョー旨いゾ~。

<アイちゃんナレーション>

と言う事で、マロ君とも合流し、私達は今、縄文時代へ向かっています。

チョーローと親交のある、とある縄文ファミリー宅を訪問する予定です。

家族構成は、マサちゃん(母)、モンちゃん(父)、ハアちゃん(娘)、シロちゃん(雄イヌ)、の3人と1匹家族。

変装や自動翻訳機の必要がない、気兼ねの要らない人達との事。

到着しました。

 

 

 

みんな仲良し

 

◆◇◆◇登場人物◇◆◇◆

マサちゃんウェーブとボリュームのある髪のワイルドな女性。シーナ&ロケットのシーナさんに似た雰囲気。
モンちゃんシンセサイザー奏者の喜多郎さん的な長髪。物静かな長身の男性。シーナ&ロケットの鮎川誠さんに似た雰囲気。
ハアちゃん、さらさらショートヘアの美少女。デビュー当時の原田知世さんに似た雰囲気。

 

(MIYA-JUN)ウヒャー。土偶そのままの姿の宇宙人達が、ゾロゾロ歩いてるワー。

あっ。ニコニコと手を振っている、あの人達なのかな。

(マサちゃん)チョロちゃ~~~ん。

(チョーロー)お~~~い。来たゾ~~~。マサちゃん!。モンちゃん!。ハアちゃん!。シロちゃん!。

<アイちゃんナレーション>

全員大喜びで、それぞれにハグし合い、高台にある縦穴住居に入って行きました。

さっそく、マサちゃんとモンちゃんは、鍋の準備に取り掛かります。

 

(MIYA-JUN)ありゃー。ここにも宇宙人が2人いるゾ~。ゴロ寝しちゃって、すっかり寛いでいる様ですね。

(宇宙人A)ヨー。“プレアデスチャン”ト、ヨンドクレ。

(宇宙人B)“シリウスチャン”デナ。

(チョーロー)ここでは、分け隔てがないんじゃ。縄文人、未来人、宇宙人、動物、ロボット。誰でも歓迎なんじゃよ。

元々、名前と言う物はなく、とりあえずの暫定的なモンじゃ。

おお。アイちゃんとシロちゃん。まるで、わんニャンしあわせコンビじゃナ。

(アイちゃん)シロちゃん!。シロちゃ~~~ん!!!。

(シロちゃん)ワン!、ワン!!、ワン!!!。(全身で喜びを現す)

(MIYA-JUN)ところで、マロ君とハアちゃんは、どこへ行ったんだろ?。

(チョーロー)邪魔したらアカンぞ。お互いに、とても気に入った様じゃ。

 

 

縄文人とはヒッピーの事

 

(アイちゃん)ここって、なんだかヒッピー・コミューンみたいですね。

(チョーロー)ここでは、誰もがヒッピーなんじゃ。人間とは、元々こんな存在だったんじゃよ。

(MIYA-JUN)とにかく、イメージしてた世界と、あまりに違うんで、ビックリです。

まず、とってもオシャレ~~~!。そして、縄文時代って、すごくカラフルだったんですね。

天然素材のユッタリしたワンピースに、ヒスイのペンダントをセンス良くキメたりして、現代のロハス好きや、スピリチュアル好きの人達にウケそうだし。

(チョーロー)土器のデザインに、彼等の知性と美意識の高さは、よー表れちょる。

(MIYA-JUN)それから、オーラが強いワー。

生命力とか、元気力とでも呼べば良いのか、超健康な強いパワーを感じるワー。

そして美男美女の多い事。

マサちゃんもモンちゃんもハアちゃんも共に、凄い美男美女ですよね。

(チョーロー)みんな、縄文鍋のおかげじゃよ。食ってみりゃ分かるサ。

 

 

「言霊(ことだま)」の世界

 

(MIYA-JUN)それにしても、全員。不思議と、コミュニケーションが成立しちゃってますね。

(チョーロー)なに語で話しても通じるんじゃ。日本語、外国語、古代語、現代語、未来語、地球語、宇宙語。自動翻訳機なんぞ必要ないんじゃよ。

縄文の彼等が使う言語は、「言葉」ではなく、「言霊(ことだま)」じゃからの。

現代人にとっての「言葉」とは、「説得」や「納得」を使って、「交渉」する為のツールじゃ。

自然界には、「説得」も「納得」もありゃせん。彼等は、あるがまま。自然と一体なんじゃ。

つまり、膝と膝を付き合わせ、“ロジック”的な言葉の意味意外の、バイブレーションやテレパシーの部分も含めた、全ての“ニュアンス”を読み取るコミュニケーションをしておる。

少しのボキャブラリーだけで成り立つ、シンプルな言語なんじゃ。

(チョーローが実際に、顔の表情と身振り手振りだけでやって見せる。)

「よお、調子はどうだい?、最高サ、良かったナ、天にありがとう、俺もだよ、またナ。」

ま、こんなもんじゃよ。

言霊の世界では、隠しておきたい事も全部、伝わってしまうんじゃ。悪人じゃおられんじゃろよ。

全く嘘が付けない、ある意味とても恐ろしい世界だけど、誰もが正直で誠実なのでダイジョーブなんじゃよ。

(皆さん、黙って、ニコニコと聴いている。)

(チョーロー)ちょっと、理屈っぽかったかのー。

 

 

縄文人とテレパシー

 

(マサちゃん)鍋が出来たよー!。

プレアデスちゃんとシリウスちゃんは、ムックと起き上がる。)

(すっかり馴付き、アイちゃんの膝を枕に、うつ伏せで寝ていたシロちゃんが、尻尾を降っている。)

(アイちゃん)あら!。マロ君とハアちゃんも、いつの間に。

(マロ君)テレパシーだよ。(ハアちゃんと寄り添う)

(チョーロー)さあさ。皆さん、お待ちかねの、縄文鍋じゃゾ~~~~~!!!。

(続く)

 

 

(縄文時代について、深く掘り下げたい人には、こちらから)

次回も、どうぞ。よろしくお願いいたします。

 

 

 

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