◆◆◆(AIなんか恐くない)「シリーズ・2045年シンギュラリティーへの旅」プロローグ・・・その1◆◆◆
未来人の会話です。・・・・・・
祖父「ジイジが若かった頃、“シンギュラリティー”以前の人達は“労働”をしてたんだよ。」
孫「えっ!?。ジイジ、“ロードー”って何なの?。」
祖父「“働かざる者、食うべからず”と言ってね、“仕事をして稼がないと食って行けない”と言う地獄だよ。」
孫「へーそうなんだ。AI(人工知能)は仕事して人間は遊ぶ。こんな当たり前の事が、昔はそうじゃなかったんだー。」
こんにちは。スピリチュアルランド、MIYA-JUNです。
“シンギュラリティー”。それは、誰にも明確には予想が出来ない物と言われています。
今回から長期シリーズで、“シンギュラリティー”について私なりに考察して行く予定です。
そして、私からの問題提起に、皆さんも一緒に考えてみて欲しいと思います。
“シンギュラリティー”を単純な形に集約すると、人工知能が人間の知能を追い越す転換点の事で、おそらく2045年頃だろうとの話です。
世界の劇的な変化は確実でしょう。
人間を遥かに凌ぐ知能を手に入れると言う、人類未到の領域に入るにあたり、
「知性とは何?」、
「創造性とは?」、
この根源的テーマが、とても重要になって来ます。
また、どんな未来がやって来るのか予測不能な所から、ポジティブな捉え方とネガティブな捉え方の両方が存分する混乱状態になっています。
そもそも“シンギュラリティー”提唱者レイ・カーツワイル氏(※注)の発言そのものが、ユートピア的にもディストピア的にも、どちらにも解釈できる要素を持っています。その事が原因なのかも知れません。
そのカーツワイル氏の予測する未来とは、こんな世界です。・・・・・・
<<シンギュラリティー・ストーリー>>
(NHK・Eテレ「人間って何だ、超AI入門、特別篇」から)
『・これ(スマートフォン)は私が学生だった頃のコンピュータの数10億倍の速度だ。価格あたりで換算するとね。そして大きさは10万分の1になった。
もしこのままのスピードで、あと25年経ったら、さらに10億倍も速くなり、大きさはさらに10万分の1、赤血球ぐらいになるだろう。
これが現実の背景にあることだ。あらゆる情報テクノロジーに見られる現象なんだよ。
・我々はすでに一部、生物と無生物が合わさった存在だ。
無生物的な部分は、毎年倍々になる「指数関数的」な成長を続けるのに、生物的な部分はちっとも変化しない。
私のシナリオでは、こういうものが血球ぐらいの大きさになり、何10億という数で体内に入り、体を健康に保ち、仮想現実や拡張現実を見せてくれて、知能は飛躍的に伸びていくというものだ。
2030年代は、人間は部分的にはまだ生物的だが、しかしその後10年もしないうちに、無生物的部分が何1000倍も成長するだろう。
2045年には、体のほとんどが無生物的なものになるだろう。
最終的には生物的な部分は、無意味なくらいに小さくなってしまう。無生物的部分が、はるかに重要になるからだ。
無生物的機能が身体を制御できるようになる。これはさらなる寿命延長にもつながる。無生物的部分はバックアップを作っておけるからね。
最終的には、不死の存在になるだろう。もはや一つの肉体に閉じ込められなくなる。
100年後には「昔はバックアップがなかったんだ。」「なんて恐ろしい生き方をしていたんだ。」と言うだろうね。
あらゆるものは、いつも消滅の恐怖にさらされている。病気で記憶や性格が消えてしまうこともある。
我々は生物ではなくなるだろう。』
・・・・・・以上、カーツワイル氏の“シンギュラリティー”ストーリー。皆さんは、どう感じましたか?。
私は、何か複雑な気持ちになりました。物凄いテクノロジーに感心はしますが、ハッピーだと思えませんでした。
そこで、皆さんも一緒に、こんな発想で考えてみて欲しいのです。
『もっと良いテクノロジーの使い道はないのだろうか?。』
『どんな未来を創るかは、常に私達の選択しだいなのだから、明るい幸福な未来を選択したい。』
(続く)
(※注)レイ・カーツワイル(Ray Kurzweil, 1948年2月12日 – )はアメリカ合衆国の発明家、実業家、未来学者。本名はレイモンド・カーツワイル(Raymond Kurzweil)。
人工知能研究の世界的権威であり、特に技術的特異点(technological singularity)に関する著述で知られる。
“Kurzweil”ブランドのシンセサイザー「K250」をスティービー・ワンダーと共同開発した事でも有名。
次回も、どうぞ。よろしくお願いいたします。