(前回のまとめ)(前回は、糸川英夫・博士、チェ・ゲバラ、ウォルト・ディズニー、アーネスト・ヘミングウェー、チャールズ・チャップリンのルーティンを紹介させていただきました。)
さて、お待ちかね。
スティーブ・ジョブズのルーティンです。・・・・・・
ジョブズの信念は、「シンプルこそ、究極の洗練」。
服装も常に、黒のタートルネックにジーンズと、シンプルそのものでした。そんな天才のルーティンとは?。
ジョブズは毎朝、鏡の前で、こう問い掛けていた。
自分のやりたい事を貫けているか?。自問自答する。もし、答がNOの日が続けば、何かを変える必要がある。と、悟ったと言う。
彼は、こんな言葉も残している。
「私は、本当に好きな物事しか続けられないと確信している。」
「何が好きなのかを探しなさい。あなたの仕事にも、恋人にも。」
スティーブ・ジョブズのルーティーン。それは、常に自分自身を見失わない為のものだった。
・・・・・・さて皆さん、いかがだったでしょう。響きましたね。私は、私の中の何かが、奮い起つのを感じました。
鏡への言葉を、ブッチャケた一言の、キャッチコピー的な表現にするならば、
これに尽きるでしょう。
ただし、そんなスティーブ・ジョブズ。回りの人達には困ったモノで、「スマートフォンのアールの質感が私のリクエストと違う。こうである。明朝までに完成させると誓えるか?。」などと、新婚ホヤホヤなのに長く家に帰れないでいる社員に迫るのですから、堪ったもんじゃ有りません。しかも、それは本人にしか分からない程度の微妙な差との事。
なので、自分が社長を努める会社から追放されたりするのでしょう。私自身は、人への気遣いを大切に考えますので、一部賛同出来ない点も有りますが、誰にでも長所と短所は付き物だと思います。
更に、もう1つジョブズの言葉を紹介します。2005年6月12日、スタンフォード大学の卒業式での、伝説のスピーチから、ラスト箇所の抜粋です。・・・・・・
『あなた方の時間は限られています。だから、本意でない人生を生きて時間を無駄にしないでください。ドグマにとらわれてはいけない。それは他人の考えに従って生きることと同じです。他人の考えに溺れるあまり、あなた方の内なる声がかき消されないように。そして何より大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。あなた方の心や直感は、自分が本当は何をしたいのかもう知っているはず。ほかのことは二の次で構わないのです。
私が若いころ、全地球カタログ(The Whole Earth Catalog)というすばらしい本に巡り合いました。私の世代の聖書のような本でした。スチュワート・ブランドというメンロパークに住む男性の作品で、詩的なタッチで躍動感がありました。パソコンやデスクトップ出版が普及する前の1960年代の作品で、すべてタイプライターとハサミ、ポラロイドカメラで作られていた。言ってみれば、グーグルのペーパーバック版です。グーグルの登場より35年も前に書かれたのです。理想主義的で、すばらしい考えで満ちあふれていました。
スチュワートと彼の仲間は全地球カタログを何度か発行し、一通りやり尽くしたあとに最終版を出しました。70年代半ばで、私はちょうどあなた方と同じ年頃でした。背表紙には早朝の田舎道の写真が。あなたが冒険好きなら、ヒッチハイクをする時に目にするような風景です。その写真の下には「ハングリーなままであれ。愚かなままであれ」と書いてありました。筆者の別れの挨拶でした。ハングリーであれ。愚か者であれ。私自身、いつもそうありたいと思っています。そして今、卒業して新たな人生を踏み出すあなた方にもそうあってほしい。
ハングリーであれ。愚か者であれ。
ありがとうございました。』
・・・・・・“ヒッピー”出身の、スティーブ・ジョブズ。そこが、なおさら好きな理由です。LSDによるトリップ体験中に見たビジョン。「世界が、時間と空間を越え、生き物の様に、1つに繋がった状態」。彼は最終的に、インターネットと言う形で、それを実現します。世界を変えました。
スティーブ・ジョブズのルーティーン。私は大好きです。「本当に好きな事をやる」、「好きな事だから妥協しない」。多いに影響を受けてしまいました。
バシャール流“ワクワクの法則(※注)”。私は普段から日常の中で、これを実践しているのですが、彼ぐらい本気でやるべきなのでしょう。
(※注)(別の機会に書きます。)
実は、私にも私なりの独自な(キッカイな)ルーティーンがありますが、今は秘密とします。
ともかく、毎日の習慣、ルーティーンには魔法のチカラが有るとの事です。
それでは、また。
良い旅をお楽しみ下さい。
※(全体的に、番組中のセリフとナレーションから抜粋しました。)