自由研究

(イイ文章の書き方とは何だろう?)「この世で一番キレイなもの(早川義夫と命の輝き)」Vol.-1

(イイ文章の書き方とは何だろう?)「この世で一番キレイなもの(早川義夫と命の輝き)」Vol.-1

 

こんにちは。スピリチュアルランド、MIYA-JUNです。

今回は、「イイ文章の書き方」についてです。

このテーマは、スピリチュアル系でも、エンターテイメント調でもありませんが、かなり真剣に考察しました。

もし、お付き合い頂けたなら幸いです。

 

 

 


「いい文章って何だろう」って。

探し求め、試行錯誤の末、参考になればと、一冊のエッセイを読んでみました。早川義夫「たましいの場所」という本です。

私は以前、シンガーソングライターをやっていた時期があります。ライブでは、オリジナル曲の合間にカヴァー曲として、早川さんの作品を3つほど取り上げたりで、元々の大ファンでした。

何故、早川さんの本を読もうと考えたのか?。

その理由を探る事それ自体が、自分が文章を書く時に求めている物を明らかにしてくれる。そんな気がしました。

興味深い事に、早川さん自身も「どうしたらいい文章が書けるだろうか」とのタイトルで文章を書いています。

そのヒントを探して、有名作家達の言葉を引用もしています。引用文は又、早川さんの思いを代弁するものでもあります。

この箇所を、私も引用します。引用の引用です。・・・・・・

 

 

 

<小林秀雄>

「文を飾ったって文は生きないんです。

チェホフが言ったように、文は率直に書くべきなんです。雨が降ったら雨が降ったとお書きなさい。それが出来ないんですね。雨が降ったら雨が降ったではすまないんですね。なんかつけ加えたいんです。しゃれたことを。

雨が降ったら雨が降ったと書けばたくさんだと思って、立派な文章を書ける人が名人というんです。

そういう人は、文を飾るんじゃないんだけれども、文章に間があるんです。リズムが。それで読む人はその間に乗せられるんです。知らないうちに。」

 

<外山滋比古>

「新しいつもりで書いたところから文章は古くなる。腐り出す。古いものはもう古くならないが、新しいものはどんどん年をとる。大工は生木で家を建てない。

正確な文章を書こうとしたら、多少、保守的にする覚悟がいる。」

 

<新川和江>

「原稿用紙を使う人は言葉に慣れている人ですね。だから言葉に自信があるんでしょう。自分が並べると言葉がいうことをきくと思ってる。

だけどそういう扱いをすると、言葉が背くんですね。そっぽを向く。だからいい詩にならないんです。」

 

<荒川洋治>

「1、知識を書かないこと。2、情報を書かないこと。3、何も書かないこと。」

「自分のなかにある『権力』をゼロにする。言葉をも追い払う気持ちで書き、死後に託す。生きている人の評価に耳を貸してはならない。」

 

 

 

 

・・・・・・早川さんは、いわゆるスピリチュアル系ではありませんが(本人がそう言っています)、ジャンルは違えど同じ表現者として、大いに見習うべき唯一無二な存在感があります。心底、感動しました。

 

私が書きたいものとは、上手い文章ではなく、心に響く文章です。

パッションや初期衝動を残しつつ、率直で正直で、優しさや思いやりのある文章。

読み易く、楽しんで貰う為のエンターテイメントに徹しながらも、普遍的で本質的な事柄を表す文章。

 

 

そんな私の理想を、早川さんは見事に体現して見せてくれます。

どうやら、私が早川義夫に求めたものとは、「取り組む姿勢」そのものの様でした。

(続く)

 

 

 

次回は、早川義夫さんの本業である所の、音楽についての話です。

次回もどうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

 

<書籍>「たましいの場所」(ちくま文庫)、早川 義夫 (著)

 

・<内容(「BOOK」データベースから)>

18歳から21歳まで歌を歌っていた。早くおじいさんになろうと思い、25歳、町の本屋の主人として暮らしはじめた。そして二十数年後、無性に歌が歌いたくなり歌手として再出発した早川義夫の代表的エッセイ集。

「恋をしていいのだ。恥をかいていいのだ。今を歌っていくのだ」。

心を揺り動かす率直で本質的な言葉。
文庫用に最終章を追加。

・<内容(「MARC」データベースから)>

好きな人の前では本当のことを言おう。好きな人の前ではいっぱい恥をかこう。

長年の沈黙を破って、再び自らの歌を歌い始めた著者の最新エッセイ。

 

 

 

 

 

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