『なんだ!、ケッコー楽しいんだね!!!。そんなホームレス・ライフの為の方法。どうぞ参考にして下さい。』
“その職場”に集まる、日払いアルバイト達の中には、結構な数のホームレスがいました。
刑務所やホームレス等の話は、妙に人の興味を引くテーマです。
“明日は我が身”とも言いますし、他人事ではありません。世の中には冤罪もたくさん存在します。理由もなく逮捕され、刑務所を出たらホームレスとか。
そんな中、その職場には、「ホームレス・ライフを優雅にカッコ良く、エンジョイする人達」さえ存在していました。・・・・・・
こんにちは。 スピリチュアルランド、 MIYA-JUNです。
煙草とお酒が大好きですが、ギャンブルは一切やりません。
ここの所、脱線が続き、スピリチュアルとはかけ離れた地平をひた走っています。
が、もうシャバには帰って来れないとか、そんな事もありませんので、ご安心ください。
「マツコの世界」、「ありえへん∞世界」、「タモリ倶楽部」、ではありませんが・・・ま。
こんな世界もあったのか。と、しばしの間、お付き合い願えれば幸いです。
時は1980年代から1990年代にかけて。バブル経済の前後の頃です。
私は、とある印刷製本工場で、日払いの夜勤アルバイトを、約15年程やっていました。
これは私の人生の中で、特別に感慨深い時代です。私自身の人間形成の上でも、重要な期間でした。
本が何冊にもなる位、書きたい事は膨大にあります。ですが、機会を見付けては、何かにかこつけて、小出しにするしかありません。
この職場は、人生の吹き溜まりの様な処です。実に様々な“訳アリ”の人達が流れ着いて来ます。
ある者にとっては、長い放浪生活の末に辿り着いた安息の地。また、ある者は公安から尾行されている最中だったり。
また、アーティスト系、自由業系、一般の職場では有り得ない様な、変わった人などの出入りも盛んです。
(バンドマン、ピンク映画俳優、ヒッピー系、音楽プロデューサー、ビデオ・カメラマン、ファッション業界、研究者、・・・等々。)
いろんな出会いと別れがありました。
当時の私は、一般社会に馴染めずに、悶々とした日々の中。面白い人の沢山いるこの職場に、自分の居場所を見つけたと言う訳です。
個人的な感傷に浸り、流されそうな心を抑え、今回は“ホームレス・ギャンブラー”の話に、テーマを絞る事とします。
“日払い・ホームレス・ギャンブラー”と呼べる人種が、この世には確かに存在しています。
この職場の日払いアルバイトは、パチンコを中心としたギャンブル好きな人が多く、全体の約40%はギャンブラーです。そして、全体の約10%がホームレス。
つまり“日払い・ホームレス・ギャンブラー”と言う訳です。
きっと、ベスト・マッチングなのでしょう。パチンコと、夜勤や日払い仕事は。
月曜日~金曜日に08:00~17:00プラス残業では、そもそもパチンコ屋に出勤する時間がありません。ましてや、開店時刻を狙う事など不可能です。
夜勤者の、タイム・スケジュールの1例を紹介します。
パチンコ屋(本業)
19:00~20:00、
食事、休憩、職場へ移動
20:00~08:00、
日払いアルバイト、睡眠
08:00~10:00、
自動販売機前宴会、
パチンコ屋へ移動
10:00〜
(振り出しに戻る)
ここの作業は拘束12時間の内、最低でも5時間が休憩時間となります(コマギレですが)。この全てを睡眠時間に充てます。
毎日毎日、これを繰り返す強者もいます。
仮に、年間を通して、毎日これを繰り返すとした場合、部屋に帰る暇がありません。使いもしない部屋の、家賃を払い続けるのはムダなだけ。
なので、ホームレスを選択する事こそが、最も合理的で経済的な選択、と言う事になるのです。
いかがでしょうか?。
“目からウロコと”言いますか、 既成概念が崩れ去る様な、自由な発想です。
ホリエモンさん等も、常々「部屋なんか要らない」と発言しています。「好きで熱中する仕事があるから、そこに住んでしまえ!みたいな」と。
考え方を変えれば、ホームレス・ライフも、ポジティブな物として捉える事が可能となります。
これからは皆さん!。「フレキシブル・ホームレス」と呼びましょう!!!。
ただし彼等は、慢性睡眠不足の為、1度寝入ってしまうと、チョットやソットでは起きません。
印刷機械が回り始めても爆睡中。
「おーい、お前。奴を連れてこーい。」と怒鳴られたり。そんな事態になったりする訳です。
「トホホ。まったく、困ったもんだわナ、と。」・・・。
(続く)
次回は、“わりと楽しいホームレス・ライフ”について。
更にディープに、更に馬鹿馬鹿しく、思う存分に掘り下げて、御紹介させていただきますので。
どうぞ、お楽しみに。