こんにちは。スピリチュアルランド、MIYA-JUNです。
あなたの生活を、チョットだけ豊かにする為の、お役に立てたなら幸いです。
お待たせしました。
いよいよ、実戦スタートです。
プロレスの試合を真似た、実況中継スタイルでまいります。
大日本プロレスがプロデュースする、スペシャル・マッチ。完全決着ルール3つ巴ジャンケン。開始のゴングが迫っております。
日当分1万円の懸かる大勝負、勝つのは一体誰なんだー?!。
とある印刷工場の現場から、実況は、私くしフルタチジロウでお伝えします。
(大日本プロレス・テーマ曲が流れる)
試合開始5分前。
着替えとトイレを済ませ、すっかり臨戦体制の整った状態。ただいま、MIYA-JUN選手がやって来ました。
周囲を注意深く窺いながら、緊張感に包まれた、静かな入場です。
現場近くの喫煙所。煙草に火を着けて、椅子に座り落ち着いて、残る2人の選手の到着を待ちます。
少しだけ遅れて、今度はBマスク選手の悠然とした入場です。少し離れた場所の椅子に陣取ります。
両選手、チラリ目と目を合わせ、うなずきます。お互いの目の奥から、何かを感じ取る、見えない情報戦の始まりです。
刻一刻と、1発勝負の瞬間が近づきます。
大勝負後に控えた、作業開始時刻も間近となって、まだAマスク選手は姿を見せません。MIYA-JUN、Bマスク選手、時計が気になります。
オーっと!、Aマスク選手。ついに姿を現したー!!。小走りにやって着ます。到着そうそう着替えを始めたゾー!!!。
「早くしろー。作業開始に間に合わねーだろー。」Bマスク選手が怒鳴ります。
アーーーっ!、Aマスク選手。片側だけ袖を通しながら、余った手でジャンケンだー!!!。
(ゴングの乱打)
何と言う幕開けかー?。
後れ馳せながらゴングが打ち鳴らされます。
—-私 Bマスク Aマスク
—-↓ ↓ ↓
—チョキ チョキ パー
—-
—-↓ ↓ ↓
—-↓ ↓ 脱落
案の定、パーであります。
MIYA-JUN選手のビビらせ攻撃を、繰り出すまでもありません。
何と言うズサンな人なんだー、Aマスク選手はー。
MIYA-JUN、Bマスク選手、申し合わせたかの様なチョキの手の前に、初っぱなから早くも脱落しました。結果は予想通りですが、意外な展開です。
さて、MIYA-JUN、Bマスク選手、残る両選手。
まったく動じる気配も見せません。嵐の納まるのを待ち、第2手目に入ります。
—-私 Bマスク
—-↓ ↓
—チョキ チョキ
—-↓ ↓
—-パー パー
—-
両選手共にパーのアイコです。オーソドックスな、逆手の攻めからのスタートですね。さあ3手目だ。
—-私 Bマスク
—-↓ ↓
— パー パー
—-↓ ↓
—-グー グー
—
グーのアイコだ。両選手共に、逆手に固執している様ですね。次の手は、どうする?。
—-私 Bマスク
—-↓ ↓
— グー グー
—-↓ ↓
—-グー グー
—
おっと、そう来たか。グーのアイコです。逆手の連続への、切り返し狙いの同手。
ここぞのキメ技ですが、両選手共に、同じ事を考えた様で、タイミングが揃ってしまいました。さあ5手目。
—–私 Bマスク
—-↓ ↓
— グー グー
—-↓ ↓
—-グー グー
—
また、グーのアイコ。
両選手共に、お手上げ状態か?。さあ次はどうするんだ?。
アレレレ、これは、どこかで1度、見た事のある様な気がするな。そうか。前回と同じ展開だ。
Bマスク選手、小さくほくそ笑み、うなずいた。MIYA-JUN選手、顔がひきつっているぞ。
6手目〜。出るかー?。
—-私 Bマスク
—-↓ ↓
— グー グー
—-↓ ↓
—-チョキ パー
—
—-↓ ↓
—-勝ち 負け
(スローな間合いのゴング)
Bマスク選手、信じられないと言った表情で、呆然と立ち尽くしている。
MIYA-JUN選手はチョキ、Bマスク選手はパーだ。
なんと、MIY A-JUN選手、勝利でーす。
MIYA-JUN選手ー!!!。
MIYA-JUN選手、右指で“3”を作り、黙って合図をしてから、足早に作業現場へと消えて行きます。
(大日本プロレス・テーマ曲が流れる)
カッコイイねー。
きっと今日は、帰りの自動販売機前で、勝利の美酒に酔う事でしょう。
以上。実況中継スタイルでお届けしました。
(続く)
次回は、MIYA-JUN本人による、試合模様の解説と洒落ます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。