こんにちは。スピリチュアルランド、MIYA-JUNです。
私が体験したシンクロニシティーの旅。その話に、しばしお付き合い下さい。
「トリプルねこウィーク」の、#はじまりはじまりー!!!。
・・・楽しんで頂ければ幸いです。
「猫の餌遣りに行かなくちゃならないんだよ。」
冒頭、友人がポツリと呟きました。
少し憂鬱そうです。
そんな‘長野の友人’のお宅に2泊の予定で、東京は杉並の私と‘多摩の友人’で、高速バスに揺られて遊びに行きます。
いつもの気が合うメンバー3人は、ここに再会しました。
‘長野の友人’の‘パートナーさん’が、遠出で家を空けている間、猫の餌遣りは彼の担当なのだそうです。(2人は同居をしていません。)
夜3人で、‘パートナーさん’宅に到着。3匹いる内の1匹は重病ネコです。
名前をスピカと言います。
スピカは先天性の猫エイズと白血病。
ここ1年は口内炎との戦いの毎日で、とにかく食事が困難です。
‘長野の友人’とスピカとの長い長い悪戦苦闘が始まりました。
‘多摩の友人’と私の2名は、まったく持ってノンキな物で、何かイイ酒はナイジャロカと言った案配で家捜し中(‘パートナーさん’から「どうぞ、ご自由に」と有りましたので)。
‘長野の友人’、頭を巡らし、観察力と集中力で、あの手この手を尽くします。
やっとスピカが食べてくれた頃には、もうヘトヘトです。
その後、彼の自宅に戻り、呑み直しながら、ちょっとした討論会へと発展します。
この件で彼は‘パートナーさん’と、ちょくちょくケンカになると言います。
・・・「しょっちゅうは出来ない。」・・・「それをやるのがパートナーの役目。」
彼には職人仕事の締切も有り、連日の長時間の心労は酷と言うモノ。
しかし、‘パートナーさん’も、長期ツアーに出て歌うのが仕事。
高額の治療費の為に稼ぐ必要も有ります。
‘多摩の友人’と私は、ああだこうだと意見を出し合います。
2人共に彼サイドの完全擁護派です。
ちなみに、この話を別の場で、私の姉に意見を求めてみました。
同じく飼い猫が命の姉は、即答で‘パートナーさん’サイドを支持します。
「その猫は、彼女の命と同じだよ。‘パートナーさん’への向き合い方、愛情度を計るバロメーターだよ。」と言います。
この考え方も私は、否定する事が出来ません。
これは、とても深い問題で、答は出し様もありません。
皆さんは、どうお考えになるでしょうか?。
さて、後日談です。
ほどなくしてスピカは突然、姿を消しました。
山に入り、静かにその時を迎えたらしく、高潔な死に様です。
沢山の愛情と感謝を貰い、魂の交流を通して、本当に幸福な一生だったと思います。
スピカは星になりました。
しかし、‘パートナーさん’が全ての想いを込めて創った、感動的な名曲の中で生き続けています。
そして、その後、スピカの妹のライカも跡を追いました。
ライカと言えば、以前‘パートナーさん’宅に泊まった際、私の布団の中に入って来た子。
足の裏に感じたシャイなバイブレーションが、今でも蘇って来ます。
「最後の姿はとても穏やかで、愛と感謝に満たされていた。
最後の10日間で、熱が出て、足が悪くなり、舌が固くなってきたけれど、穏やかさは増して、瞳は澄んでいた。」
「ありがとう スピカ あなたは わたしの先生みたいだな。
胸の真ん中にあなたはいるの。
わたしも あなたのように ありたいです」
「いのちの時間」
わたしは仕事で長期に出かける
こどもと友達に世話を頼んだ
いのちまもることが愛を育ててゆく
ひらめきや行き止まりを受け入れ
超えてゆく
こどもの成長と友達の愛情が
織りなして支えあい家族になってゆく
いのちの時間はなによりも尊く
愛と祈り紡ぐ
君は一日の尊さを 今日も教えてくれる 出会えてよかったよ
一緒にいることのうれしさを
明日につないでくれる
うちに来てくれてありがとう
今日も生かされてありがとう
そしてみんなにありがとう
(続く)
第2話も、どうぞ。よろしくお願いいたします。