シンクロニシティ

シリーズ・シンクロニシティの旅「トリプルねこウィーク 」第2話「猫神様神社」

シリーズ・シンクロニシティの旅「トリプルねこウィーク(3部作メドレー)

 

こんにちは。スピリチュアルランド、MIYA-JUNです。

2014年の夏、これぞシンクロニシティと呼ぶに相応しい、印象的で不思議な出来事がありました。・・・・・・

 

 

 

第2話「猫神様神社」

 

いつもの気の合う3人メンバーで、滝を見物した帰り道。

車窓の向こうに何やら小さな動く影。

 

 

子猫を発見。

どうやら捨てられちゃった様子。

少し前のどしゃ降りの雨でビッショビショだけど、幸い体温は正常。

このままだと死んでしまうだけなので、とりあえず車内に入れる。

先程も危うく轢いてしまう寸前の所だったしね。

さあ、どうしたものか。3人共に飼う事は出来ない。

あれこれアイデアを交わすものの、心から納得のゆく答がないまま、山道を降り街中へと車を走らせる。

 

 

 

途中、感じの良い神社があったので、息抜きに散策する。

出来れば、このまま居なくなってもらえたらイイのにな、とも思う。

さて猫チャンも、必死。どこまでもどこまでも着いて来る。

何度でも、体をスリスリさせて来る。

とりあえず参拝。

やっと居なくなってくれたかなと思うと、鳥居の外で、じっと待っている。

「お願い、私を助けて!。」との声が聞こえて来るみたい。

 

 

可哀想で堪らない気持ち。

 

 

 

ふと、案内板に目が止まる。

なんとここ、猫を奉る猫神様神社だったのです。

きっとこれは神様の計らいなのかも。そんな気がしてしまう。

ここは猫好きの集まる場所。客側も神社側も、無慈悲な扱い方はしないはず。

敷地内は身の危険も少なく、静かで明るく平和なムード。

これ以上のシチュエーションなど想像も浮かばない。

山道で拾はれ、猫神神社に辿り着く。

その媒体として私ら3人がいた。

そんなストーリーに気付き、ただただ安堵。

いま、初めて心から納得がいく。

晴れ晴れとした気持ちで使命を終える。

 

 

猫チャン、元気でね。幸せになるんだよ!!!。

 

(続く)

 

 

 

 

 

あとがき

 

この作文は、5年前に書きました。

生まれて初めて、自発的に、書きたい事を書いた作文です。

それまで、長文の文章を書いた事はありませんでしたが、この印象深い、不可思議で感動的な出来事を、どうしても書き表したくなりました。

会話上の“お話”とすると、上手く伝わらず、もどかしさや味気なさを感じたからです。

文章とする事によって、初めて納得できる何かがあります。

その後、1文字とて書き直す箇所はありません。

ある意味で、拙いながらもパーフェクトな文章です。

これが私の作文生活の原点となりました。・・・・・・

 

 

 

第3話も、どうぞ。よろしくお願いいたします。

 

 

 

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