こんにちは。スピリチュアルランド、MIYA-JUNです。
最初の師匠がいなければ、私はスピリチュアルと出会っていません。
それは、不思議な縁でした。
そこに吹いた風は、きっと見えない世界から遣わされたメッセージなのでしょう。・・・・・・
「ああ、いま持ってるよ」。
それは、シンセサイザー奏者の喜多郎に似た風貌の人でした。
腰まで届きそうな長髪に隠された、耳の上に引っ掛けてある1本の“ジョイント”(※注)を、何のテライもなく、そっと見せてくれます。
(※注)「ジョイント」・・・紙巻きタバコ状の大麻。(以後、“ハーブ”と呼びます。)
「ウチに帰れば、たくさん有るんだけど・・。」「今からウチに遊びに来ない?。」との嬉しいお言葉。
その人とは、“市ヶ谷大日本印刷の夜勤日払いアルバイト”で知り合いました。
当日の人員配置の関係で、初対面どうし一緒にコンビを組んで働く事になりました。
その人の作業は、ルールから外れた、奇妙な進め方です。
初心者をたしなめるつもりで、理由を尋ねてみました。すると、論理的で合理的で整合性のある明快な説明が即答されます。
考え抜かれた、先を読んだ、元々のルールよりも遥かに優れた独創的なアイデアです。これは、相当に頭のいい人だなと感じました。
また実に、ラクそうに楽しげに仕事する人で、こちらにも伝染して来ます。
気さくで、サラリとして、話の面白い人です。 本名はありますが、とりあえず“喜多郎さん”と呼ぶ事にします。
1日の作業が終了し、“喜多郎さん”を誘って喫茶店の中。
当時の私はミーハーのアンちゃん風情。
かるーいノリで「〇〇とか、やってたりしてー。」の問い掛けに対し、冒頭の言葉です。
さっそく、“喜多郎さん”の部屋へと直行で向かいます。
楽しみだナー、ほんとにモー。
それは、見たこともない、シュールリアリズムの部屋でした。
さすがは“喜多郎さん”です。不思議すぎて、訳分かりません。
上下左右から物が競り出し、ユラユラしています。見せる収納、かつ浮かぶ収納です。
どこかしら現代アート作家・荒川修造の天命反転住宅(ふつう誰も知りませんが)を彷彿とさせます(いま思えば)。
とても元気が出て高揚する、四次元的で宇宙的な空間です。
ま。何はともあれ、ハーブを一服します。
そこからは、ジェットコースターの様なスピードの時間が駆け抜けて行きました。
(続く)
次回もどうぞ、よろしくお願いいたします。